2023.10.06

【おせち商戦開幕】総合通販は堅実、ECは独自性で勝負

2024年の正月向けおせち商戦として、総合通販とEC企業の戦略を紹介する。大手総合通販企業は過去に寄せられた顧客の声を商品開発に反映し、商品の内容を磨いている。おせちをECで販売する企業は、総合通販に負けないようキャラクターとコラボレーションをしたり、謎解き要素などのゲーム性を加えて、購入につなげることに注力している。おせちを昔から販売する大手総合通販のシェアは高く、新規参入する場合はいかに「企画力」で差別化を図るかが鍵となっている。



【CONTENTS】
▶<ハルメク>顧客と商品を開発
▶<ジャパネットたかた>日本一のおせちを改良
▶<タカラッシュ>謎解きで興味を引く
▶<シェアダイン>シェフが出張で調理
▶<久松>肉をふんだんに使用



 おせちトレンドは「奮発型」と「特化型」


楽天グループ(楽天)が「おせちトレンド」として発表したように、多くのおせちを販売する企業において、今年は「奮発型」と「特化型」のおせちトレンドが表れている。新型コロナウイルスが5類に移行されたこともあり、家族が集まり、おせちを大勢で食べる人が増えると推測できる。

多くの企業は昨年よりも内容量を増やして、今年、さらなる売り上げ増加を狙っている。
各社は内容量をただ増やすのではなく、顧客が好む食品、好まない食品を見極めて販売している。テレビ通販やカタログ通販などの老舗通販企業は、過去に顧客から寄せられた声をしっかりと商品に反映し、より好まれるおせちの販売を行っている。

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