2024.05.23

【BtoB専用「ebisumart BtoB」導入拡大】インターファクトリー 湯浅氏にBtoB‐ECの支援体制や強みを聞いた

インターファクトリー BtoB事業責任者 湯浅啓人氏


クラウドコマースプラットフォーム「ebisumart(エビスマート)」を提供するインターファクトリーは昨年10月、BtoB事業部を立ち上げ、BtoB‐ECサイト構築体制を強化している。既存ソリューションとは切り分けた、BtoB専用の「ebisumart BtoB」も用意している。BtoC同様にクラウドならではの機能が拡張していく最新性、個別でカスタマイズ対応する柔軟性といった強みを、BtoB‐EC領域でも発揮する。BtoB‐ECサイト構築における強みや体制強化の取り組みについて、BtoB事業責任者の湯浅啓人氏に聞いた。



――BtoB‐ECサイト構築においては、どのように体制やサービスを強化しているのか?

BtoB‐ECの支援体制をより強化するためにBtoB事業部を昨年10月に設立した。事業部を立ち上げる以前から、BtoB‐EC向けの機能や支援体制は強化していた。2023年の頭からBtoB‐EC専用の機能を開発する担当者を付けて、機能開発に着手していた。

「ebisumart」はもともと、BtoC‐ECサイトを構築する企業さまに提供するケースが多く、BtoB‐ECサイトを構築する企業さまには、「ebisumart」にBtoBのオプション機能を付加するような形で提案していた。ただ、現在は完全にソリューションを切り分けており、BtoB‐ECサイト構築は、「ebisumart BtoB」をご提案させていただいている。

――BtoB‐ECの構築依頼は増えているのか?

以前よりもBtoBの構築依頼が増えてきている。アフターコロナでも需要が衰えていない。それぞれの業種の大手企業が先行してウェブ化、DXを進めており、それに続く形で準大手、中堅企業のウェブ化、DXも進んでいる印象だ。

――BtoB専用のソリューションが加わり、「ebisumart」シリーズのラインアップはどうなっているのか?

BtoC‐EC向けのクラウドコマースプラットフォーム「ebisumart」を始め、スモールスタート向けの「ebisumart zero(エビスマート ゼロ)」、大規模ECサイト向け「ebisu commerce(エビス コマース)」があり、さらに「ebisumart BtoB」が加わり、4つのソリューションのラインアップになっている。また、データ統合・活用を可能とするサービスも提供予定である。

――「ebisumart BtoB」の特徴は?

既存の「ebisumart」からBtoCでしか使わない機能を削ぎ落とし、BtoB向けの機能を備えた、BtoB‐ECサイトを構築したい企業が導入しやすいソリューションとなっている。

――BtoB‐ECサイトの構築依頼ではどのようなパターンがあるのか?

BtoB‐ECの領域は、大きく分けて2パターンのニーズがある。1つが法人顧客向けのBtoB‐ECサイトを構築し、新規の取引先を獲得していきたいというニーズだ。こちらは特定の業界からの依頼が多く、サイト構築では決済方法をしっかりとそろえたり、商品の探しやすさにこだわるといった要望が多い。その場合は既存の「ebisumart」でも対応できる。

もう1つが既存の取引先との受発注や出荷指示、在庫確認などの業務を効率化したいというニーズだ。こちらは比較的、大手・中堅企業からの要請が多く、「ebisumart BtoB」をベースに各社の商習慣に合わせてカスタマイズ対応している。

当社ではどちらのニーズにも対応でき、案件に応じて提供するソリューションを分けている。

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