2023.02.06

【ECモール 2023年の展望】『dショッピング』AALM 土門裕之社長「流通総額20%増、店舗数も約2倍に」

オールアバウトライフマーケティング 土門裕之社長


――「ドコモ経済圏」とのシナジーはどのように強化してきたのか?

NTTドコモの携帯電話利用者の中でも、まだ「ⅾショッピング」をご活用いただいていない方がいる。そういった層への集客接点を持つという意味でも「dカード」との連携を強化した。

「dカード」利用者のポイント獲得倍率が上がる日を設定し、利用促進を図っている。「dカード」利用者向けのお得なサービスがあることをしっかりと伝えることで、良い反響を得ている。「ふるさと納税百選」でも「dカード」を利用すればベースのポイントが3倍付くようにしている。

――「dポイント」を消費する場としてのアピールを強化しているのか?

「ドコモ経済圏」から集客することだけを考えるのではなく、「dショッピング」利用者に「dカード」や「dポイント」の魅力をしっかりと伝え、「ドコモ経済圏」に貢献したいと考えている。

最近はQR決済が進化し、お客さまの利用シーンが拡大している。ポイントを使う場所としてのモールの価値にとどまらず、ポイントがたまる場としての価値を高め、アピールに注力している。


▲オールアバウトライフマーケティング 土門裕之社長

――「ふるさと納税百選」の出足が好調だった要因は?

ドコモユーザーならではのお得さをうまく訴求できた。さまざまなふるさと納税サービスが立ち上がっているので、自治体さんも慎重になっていると思うが、「ふるさと納税百選」は初年度からだいぶ動くねと好評価をいただけていると思う。

――出店者向けの運営支援で強化した点は?

出店者からするとCMSなど管理ツール類が使いやすいかどうかが気になるところだと思う。管理ツールも強化していっているが、後発参入でもあるので、網羅的に全方位をカバーしようとすると、パフォーマンスを発揮できなくなる。

出店者のニーズが高いところから強化を進めている。特に販促面では、これまで当社側のスタッフと連携して販促施策を実行する必要があったが、出店者が自ら設定して広告を配信できる機能を実装した。出店者が自らのタイミングや工夫によって販促を強化できる環境を整えた点は好評を得ている。





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