――オンライン接客プラットフォーム「Salesfloor」の提供を始めた。「Salesfloor」は、ECサイト上でオフライン（実店舗）のスタッフがお客様に寄り添った接客を実現するソリューションだ。
コロナ禍もあり、オンライン活用はかなり広がっているが、実店舗で実現されているおもてなし型の接客をECサイト上で実現できるようなソリューションが日本にはなかった。コロナ禍以前より検討をしていたが、ようやく準備が整い、先月発表させていただいた。
「Salesfloor」の特徴は、実店舗のスタッフがオンラインでコミュニケーションする機能、スタッフへの支援機能、パーソナライズしたサービスをするための機能等が統合されていると同時に、実店舗でこれを実現するために最適化されているという点にある。
店舗スタッフは「Salesfloor」をアプリとして活用することで、オンラインで顧客情報を把握した上で接客・提案ができる。
お客さまは希望する店舗スタッフに直接接客をリクエストできるほか、最寄りの店舗スタッフから接客を受けることも可能だ。最近では、店舗スタッフが独自でSNSに発信を始めており、直接つながりたいという顧客ニーズが高まっている。接客を通じて購入に至った場合、サンクスメールやその後の販促情報を趣味や好みに合わせて送ることもできる。
北米の大手デパートの事例では、メールの開封率が55.9％、平均クリック率が7.54％となり、ワントゥワンで対応することで実績が向上した事例もある。オンラインが接点となり、店頭への送客につながる活用も想定できるだろう。
――店舗スタッフへの評価向上にもつながる。接客の実績は、「Salesfloor」の中に蓄積され、売り上げに対する貢献状況のランキング情報などと合わせて、スタッフや管理者向けにレポートされる仕組みも搭載している。
今後は、店舗のスタッフが気軽にライブコマースを実現する機能など、新しい機能も順次追加されていく予定となっている。店舗やスタッフの活躍の場が広がっていくものとして期待している。
これらの取り組みを通して、新しい顧客体験を実現していくと同時に、EC・OMOによるビジネス拡大を継続的に支援していきたい。
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