2021.05.24

防音専門店「ピアリビング」、ECサイトに体感型3Dショールーム開設 コロナでニーズ高まる中、オンライン接客強化

家庭で設置できる防音カーペット、防音カーテンなどの販売を行うピアリビングは5月19日、自社ECサイトに「体感型防音3Dショールーム」をオープンした。スマートフォンやパソコンを用い、同社のショールームを360度さまざまな角度から見学できるサービスにより、コロナ禍における接客の充実を図る。

【<画像8点>スマホで訪問できる「体感型防音3Dショールーム」のイメージ】

この度スタートした「体感型防音3Dショールーム」は、同社の博多ショールームをオンラインで見学できるバーチャルショールーム。パルコデジタルマーケティングの提供する3Dカメラソリューションを用いて、オンラインのバーチャル体験を可能にしており、利用者はスマートフォンやパソコンからいつでも利用できる。


「体感型防音3Dショールーム」のイメージ

3Dショールーム内には、普段相談の多い子供の足音、楽器の防音、ペットの鳴き声などのシーンに合わせたブースを設置。それぞれの音の悩みに合わせて、自身で出来るおすすめの防音対策をトータルコーディネートする。ショールームに配置されたボタンをクリックすると、建築施工管理技士2級の資格を持ち、長年顧客の相談に対応してきたピアリビングの室水房子代表によるブースや商品の説明動画を見ることができる。


室水房子代表によるブースや商品の説明動画のイメージ

ピアリビングでは従来、福岡と東京に設置したショールームにて、実際の商品を見ながら、スタッフが対面で防音相談を受け付けるサービスを展開していた。しかしコロナ禍において、ショールームへ来店してもらうことが困難になったことから、オンライン上での博多ショールームの3D版のオープンに至ったとしている。これにより電話やメールでの応対では伝えることが難しかった部分を、3Dショールームやビデオ会議ツールの画面共有で見せるオンライン接客が可能になり、「体感型防音3Dショールーム」ショールームには、今後年間約10万人の来店者が予想されるとしている。

新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、テレワーク・在宅勤務の広がりや学校の休校など、人々の生活様式は大きく変化した。こうした状況下で大きな社会問題の⼀つとして挙がっているのが「騒音」だ。ピアリビングには、日々騒音で悩む多くの人から相談が寄せられており、その半数を占める電話の問い合わせ件数は、2020年4月~2021年3月の1年間で5500件を超えた。新型コロナウィルスが流行する前の2019年4月~2020年3月と比べ、約4.46倍と大きく伸長しており、1993年の創業以来最も多い件数を記録した。今回開設した「体感型防音3Dショールーム」によって、より多くの人の音の悩みに答える事で、新しい生活様式の中で快適に過ごせる環境を提供したいとの考えを示した。




「ピアリビング」
https://www.pialiving.com/




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