SCSKプレッシェンドは、EC向けにフルフィルメント業務(ロジスティックス、カスタマーサポート、商品コンテンツ制作)を含めたワンストップソリューションサービスを提供している。今年9月からは、SaaS型オンライン接客プラットフォーム「Salesfloor」を開発・提供するSalesfloor(セールスフロア、本社カナダ)と日本国内における独占販売契約を締結し、サービスの提供を開始した。上席執行役員の桑原良和氏に話を聞いた。
――EC向けのソリューションについて教えてほしい。
ECシステムとECサイトのフルフィルメント業務のほか、ECシステムとしてSaaS型ECプラットフォーム「F.ACE(フェイス)」を自社開発して提供している。高機能で大規模に対応しており、オンワードホールディングスでは2030年にEC売上1000億円を目指すための基盤として採用していただいている。
昨今は、オンラインとオフラインの境目がなくなってきている。当社のサービスも変化を遂げており、現在はOMOを実現するという点を訴求している。OMOと呼ばれる前から、大手企業に導入している中で、店舗とどのように連携させるかに取り組んできた。大手企業の導入で積んできた知見や経験を活用し、ECプラットフォームにOMOに関する機能を標準搭載して提供している。
――OMOの具体的な機能は?
ECでの店舗在庫販売・店舗試着予約、店舗でのEC在庫販売、顧客統合、ポイント管理など、ECと店舗で情報を共有しながら販売ができる。オフライン(実店舗)の業務を載せられるように、オンライン(EC)の仕組みを拡張して対応を進めている。
時代のニーズに合わせて継続的に拡張を進めると同時に、有用な周辺のソリューションも組み合わせて提供していく。