2021.11.19

LINE、新サービス「LINE STAFF START」の本格提供を開始 販売スタッフのオンライン接客の売上を可視化

LINEとバニッシュ・スタンダードは11月18日、LINEが提供する個人・法人向けアカウントサービス「LINE公式アカウント」と、バニッシュ・スタンダートの提供する店舗スタッフの接客をDXするアプリケーションサービス「STAFF START」をかけ合わせた新サービス「LINE STAFF START」の本格提供を開始した。店舗スタッフと顧客を「LINE」でつなぎ、情報配信やオンライン接客などを通してスタッフ個人の売上の可視化を支援する。

「LINE STAFF START」は、店舗スタッフが顧客と「LINE」で直接コミュニケーションを図ることのできるサービス。「LINE公式アカウント」を通して「STAFF START」の機能を活用することにより、商品やコーディネート、キャンペーンなどの情報発信、チャットによるオンライン接客などから、スタッフ個人の売上の可視化を実現する。

本格提供の開始に伴い、アパレルやコスメ、家電量販店、家具・インテリアな、さまざまな業種・業界の企業・ブランドへのサービス導入、店舗スタッフによる活用がすでに決定している。


初期参画が決定した企業・ブランド

「LINE公式アカウント」には、チャット機能、LINEコール、メッセージ配信、タイムライン機能など、接客に使えるさまざまな機能があり、「LINE STAFF START」ではこれらの機能を活用した接客が可能となる。LINEコール機能を使って動画で商品を紹介したあとに、チャット機能を使ってその商品のリンクをすぐに送るなど、機能を組み合わせることでよりリッチな1to1オンライン接客を実現できる。

通常「LINE公式アカウント」では、各料金プランの無料メッセージ通数分を越える配信には通数課金が必要だが、「LINE STAFF START」では通数による課金が発生しないため、メッセージ通数を気にせずに、顧客との密なコミュニケーションを取ることができるという特徴も備える。

企業の商品マスタと連携する「STAFF START」と、「LINE公式アカウント」の管理画面のシステム連携により、店舗スタッフは紹介したい商品を「LINE公式アカウント」の管理画面上で簡単にレコメンドできる。スムーズなUXにより商品を探す工数を削減でき、スタッフは接客により多くの時間をかけることが可能になる。

また今後、来店のタイミングに合わせてユーザーへ買い物に役立つ情報を届ける、「LINE公式アカウント」で「友だち」になっているユーザーが店舗に来店した際、スタッフにプッシュ通知がくるといった「来店検知機能」の実装も検討している。1to1の接客をオフライン・オンラインの垣根なく行えるようにすることで、オンラインでのユーザーとの繋がりをリアル店舗でも活用でき、スタッフ・顧客の双方にとってよい仕組みとなることを目指す考えを示した。

LINEは、今後も企業との密接な連携を通じて、企業とユーザーの双方にとって価値のある情報接点を提供し、コミュニケーションインフラとして多様な活用の可能性を広げていくとしている。



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