2024.05.21

クレタ・シラキス、ギリシャ産直のオリーブオイルをウェブマガジンで発信

取締役・シラキス陽子氏(左)とデミトリー・シラキス代表(右)

クレタ・シラキスは、ギリシャの農家から直接仕入れたオリーブオイルなどをECと実店舗で販売している。商品を使ったレシピやギリシャに関する情報を発信する独自のウェブマガジンに注力し、新規顧客の獲得や定期購入の促進につなげている。EC会員数を5万人まで拡大することが目標だ。

同社では、デミトリー・シラキス代表の親戚がギリシャ・クレタ島で作ったオリーブオイルを空輸している。
「クレタ島は『長寿の島』として知られていて、その背景にはオリーブオイルがある。『フシコス』ブランドでは、栽培と製法にもこだわった高品質なオリーブオイルを産直スタイルで提供している」(シラキス代表)と話した。


▲クレタ島のオリーブオイル

ウェブマガジン「クレタ通信」での情報発信が同社の強みとなっている。オリーブオイルを使ったレシピや、ギリシャの観光や文化などの情報、顧客の声などを掲載し、ECサイトへの送客につなげているという。

「日本ではギリシャ料理店が少なく、あまりなじみがないという人も多い。『フシコス』をきっかけに、ギリシャにも興味を持ってもらいたい」(取締役・シラキス陽子氏)と話した。

オリーブオイルを日常的に使用できるよう、定期便を実施している。
「使い切れないのではないかと不安を感じてしまう人もいるかもしれないが、頻度や量の調整ができる。幅広い料理に合うレシピを、ウェブマガジンやSNSでたくさん紹介している」(シラキス代表)と話した。


▲店舗ではオリーブオイルを量り売りしている

今後はスパイスなどオリーブオイル以外のギリシャの商品を拡充したい考えだ。「ファミリーとの関係があるからこその安心と品質が最大の強み」(同)であることから、今後もSNSやウェブマガジンでの発信に注力し、ファンを増やしていきたいという。






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