2023.10.13

【売上2倍、DL数4倍も】サブスク振興会 梶山会長や受賞企業に聞く「サブスク大賞の魅力は?」<エントリーは11/6まで>


ヤマップはアプリDL数が4倍増


登山地図アプリ「YAMAP」を運営するヤマップも、2022年「サブスク大賞」でグランプリを受賞した後と受賞前で大きく変化が現れた。2022年11月と同12月を比較すると、ダウンロード数は約4万件も増加した。テレビ番組で取り上げられた後は、約4倍にもダウンロード数が急増した。

「YAMAP」は電波が届かない山の中でも、スマホのGPSで現在地と登山ルートが分かるアプリ。基本機能は無料で、活用頻度が高いユーザー向けに「登山地図の使い放題」や「ルートから外れた際の警告機能」などの有料プランを用意している。歩いてきた道の軌跡や、登山中の写真を活動記録として残したり、山の情報収集に活用したり、全国の登山好きの人と交流したりすることができる。

2013年にサービスの提供を開始し、それ以降登山好きの中で「YAMAP」の認知は浸透していた。登山をする人の間では、山を登るときは「YAMAP」を利用することが常識となっていた。

業界の中では知られていたが、「サブスク大賞」のグランプリの受賞は、新たな顧客層へ認知を広げることができた。コロナ禍でアウトドアを好む流行も重なり、今まで山に登ったことのない人からのダウンロードにつなげることができたという。

「当社も多くのテレビ番組に取り上げられ、それを契機に多くの人に知ってもらうことができた。直接の関係があるかは分からないが、2023年6月には『カンブリア宮殿』に出演することもできた」(上間秀美PR戦略推進室長)と話す。


▲ヤマップ PR戦略推進室長 上間秀美氏

ヤマップは今後、今まで登山をしていない人たちにも裾野を広げ、山や自然へ行き、歩くことを楽しんでいただける提案を図っていく。

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