2023.09.15

オートストアシステム、国際物流総合展に出展 自動車業界の来場者も多数

ビンを移動させるピッキングロボット「オートストア・システム」

物流倉庫でピッキングを行うロボットストレージシステム「オートストア・システム」を国内で提供するオートストアシステムは9月13~15日、東京ビッグサイトで開催された「国際物流総合展 INNOVATION  EXPO」に出展した。商品のピッキングの「高速化」「高機能」をテーマに、さまざまな業種の物流関係者に、ロボットストレージシステムを紹介した。倉庫の在庫の統合や、労働力不足に課題を感じている、自動車製造業の物流関係者の来場者が、足を止めたという。


▲オートストアのブースには人が絶えなかった

オートストアシステムは、国際物流総合展で、10畳ほどのスペースに、2台のピッキングロボットと、仮設のピッキング用の棚(グリッド)、商品を収納するビン(箱)を約100個を設置。ロボットが、グリッドの上を移動し、商品が収納されたビンをピッキングして、別のグリッドに移動させるデモンストレーションを行った。


▲会場に設置されたピッキングスペースで、ビンをロボットが移動させていた

オートストアのブースを訪れた来場者は主に、自社で倉庫を持つ国内のEC事業者や3PL事業者、日本でECを展開する海外企業などだったという。オートストアシステムがこれまで提案してこなかった、自動車社の製造業やパーツ関連のメーカーの物流関係者も、興味深く質問していたという。


▲自動車業界の物流関係者も多く足を止めた

オートストアシステムでは、来場者に対して、「オートストア・システム」を導入することによって、人間がピッキングするよりも、早く、確実に出荷作業が行えるようになることを説明した。倉庫の省電力・省スペース化や、倉庫の人員の削減などにつながることも説明したとしている。



「国際物流総合展」は、9月14日時点で、2万8000人以上が来場したという。
 

▲国際物流総合展のメインパネル


【オートストア・システムとは?】


物流倉庫でピッキングを行うロボットストレージシステム。「グリッド」と呼ばれる収納スペースを倉庫に設置し、「ビン」と呼ばれる箱に商品を収納する。受注システムやWMSのシステムと連携したロボットが、自動で「グリッド」の上部を移動し、商品が収納された「ビン」をピックし、窓口まで運ぶ。釣り具メーカーのハヤブサやニトリ、マルイのほか、国内では約70社に導入した実績がある。世界では900社が導入しており、1日あたり46万個を出荷しているという。







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