2023.09.06

【インタビュー】SBペイメントサービス×メディアシーク「未回収リスクないサブスク課金サービスの問い合わせ好調」

SBPS 第二営業本部営業3部1課の上山 集平氏(左)とメディアシーク ビジネス開発部 佐藤遥香リーダー(右)


システム開発やデジタルコンテンツの提供を行うメディアシークはこのほど、決済代行のSBペイメントサービス(SBPS)と協業し、継続課金サービス対応のクレジット決済サービス「エスコレ」の提供を開始した。後払いのキャッチボールとも協業しており、代金未回収リスクを低減できる点が魅力の一つだとしている。美容サロンやフィットネスジム、学習塾などからの問い合わせが増加しているという。SBPS・第二営業本部営業3部1課の上山 集平氏と、メディアシーク・ビジネス開発部の佐藤遥香リーダーに、「エスコレ」のメリットについて聞いた。



「AI不正検知」も利用可能


――「エスコレ」について概要を教えてほしい。


佐藤:美容サロンやエステサロン、フィットネスジムといった、継続課金(サブスクリプション)が必要な対面のサービスに、簡単にクレジットカード決済を導入できるサービスだ。

こうしたサービスはこれまで、銀行振替が主な決済手段だった。クレジットカード決済を導入することで、エンドユーザーが「エスコレ」の会員サイトからカードを選択できるようになる。カードのポイントを貯めることもできるし、利用状況をカードの明細から簡単に確認することもできるようになる。


▲サブスク課金サービス「エスコレ」の概要図

上山:「エスコレ」は、SBPSのオンライン決済サービスと連携している。事業者は、SBPSの強固なセキュリティーや不正対策サービスを利用できる。国際ブランドライセンスを保有するアクワイアラーの立場として、カードの手数料のコストメリットを提供することもできる。

「エスコレ」ではさらに、後払い決済サービスを提供するキャッチボールと連携する予定だ。エンドユーザーが、クレジットカードの有効期限切れや限度額超過などが原因で与信が通らない場合、後払い決済に自動で切り替える機能を搭載する予定だ。代金未回収リスクや督促の手間を軽減する。

佐藤:エンドユーザーにとっては、サブスクリプションの契約を、クレジットカードを使って簡単に行える。事業者にとっては、カード決済の代金の未回収リスクを防ぎながら、SBPSの提供する「AI不正検知」などのサービスを利用することができる。


好調な滑り出し


――「エスコレ」のサービス導入は進んでいるか?


上山:「導入を検討したい」という事業者の相談はかなりたくさん来ている状況だ。市場では現在、さまざまなサブスクサービスが生まれている。サロンやジム以外にも、不動産関係や学習塾関係の事業者からも問い合わせが増えている。

佐藤:もともと、メディアシークでは、「マイクラス」という学習塾向けのスクール管理システムを提供している。「マイクラス」は、導入拠点数で国内シェア1位となっている。「マイクラス」で、「継続課金を導入したい」という声が多数寄せられていたことから「エスコレ」を開発した。


▲メディアシーク ビジネス開発部 佐藤遥香リーダー(左)とSBPS 第二営業本部営業3部1課の上山 集平氏(右)

メディアシークとして、フィンテック関連のサービスを提供するのは初だが、SBPSの強固な決済システムの基盤があるため、安心して提供できる。

将来的に、SBPSの決済端末を使った対面決済サービスを「エスコレ」に導入していく予定もある。「エスコレ」の導入事業者が、SBPSの決済端末を導入すれば、エンドユーザーがクレジットカードをかざすだけで、その場で決済も継続課金もできるようにしていく予定だ。


サブスク課金サービス「エスコレ」の詳細はこちら


https://s-collect.jp/lp/









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