2023.05.22

今年も「母の日」優位が顕著?!Groovが母の日と父の日のギフト需要調査を比較

Groovは5月21日、父の日に特化した情報メディアサイト「父の日.jp」、および姉妹サイトで​母の日に特化した情報メディアサイト「母の日.me」において実施した「父の日」と「母の日」のギフト需要調査の結果を公開した。ギフトを贈る頻度、予算ともに父の日より母の日を重視している人が多いこと、母の日の人気ギフトは花・観葉植物、父の日の人気ギフトは食品・グルメなことなどがわかった。

父の日・母の日の情報メディアサイト「父の日.jp」「母の日.me」を運営するGroovは、2023年3月~4月にかけ、2072人を対象に実施した「母の日および父の日に関するアンケート調査」データを元に、父の日ギフト・母の日ギフトを「予算」と「プレゼントを贈る頻度」「プレゼントしたいもの」で比較し、その結果を公開した。

ギフトにかけられる予算をたずねた問いでは、母の日・父の日ともに1位は「2000~3000円」(母の日/20.2%、父の日18.1%)だった。一方で、母の日の2位は「4000~5000円」(17.1%)だったのに対し、父の日の2位は「お金をかけない」(17.6%)と明暗が分かれる結果となった。





この結果についてGroovは、4000~5000円のギフトの人気商品として、大きめの鉢サイズのフラワーギフト、詰め合わせの個数が多めのお菓子やスイーツのギフト、フルーツなどを挙げた。

一方で、「お金をかけない」ギフトは、手紙やメッセージカードで感謝の気持ちを伝えるといった手法が考えられるとし、実際に「父の日.jp」では毎年、手作りのメッセージカードの作り方の記事コンテンツが非常に人気があり、「父の日.jp」編集部としては「お金をかけない」という回答が多いのも納得の結果だったとしている。

「お金をかけない」と聞くと少し寂しい気もするが、お子さんから手作りのメッセージカードで感謝の言葉を伝えられると仕事の疲れも一気に取れそうだとの考えを述べた。

プレゼントを贈る頻度についての調査では、母の日は1位が「毎年贈っている」(55.2%)、2位が「2、3年に一度の頻度で贈っている」(21.7%)、3位が「特になにもしない」(14.5%)だった。対する父の日は、1位が「毎年贈っている」(44.0%)、2位が「特になにもしない」(24.3%)、3位が「2、3年に一度の頻度で贈っている」(23.3%)という結果となった。




1位はともに「毎年贈っている」だが、父の日に比べ、母の日の方が「毎年贈っている」人が10%程度多い結果となった。2位は、母の日が「2、3年に一度の頻度」だったのに対し、父の日は「特になにもしない」なり、約4分の1の人が父の日には何も贈らないことがわかった。

母の日・父の日に贈りたいものをたずねた問いでは、母の日は「お花・観葉植物」(26.4%)、「食品・グルメ」(21.7%)、「スイーツ」(17.0%)がトップ3」だった。1位は定番の「お花・観葉植物」だったが、数値的には全体の4分の1程度でしかなく、近年は食品やスイーツといった食べ物ジャンルも非常に人気が高くなってきていることがうかがえる結果となった。



父の日に贈りたいもののトップ3は、「食品・グルメ」(33.5%)、「お酒・ビール」(27.2%)、「趣味に関するもの」(8.3%)となった。毎年の傾向を追っている「父の日.jp」によると、1位の「食品・グルメ」で人気なのは、ウナギ、おつまみ、肉、名入れのコップなどで、2位の「お酒」に関係するギフトが人気としている。また、あまり知られていないが、父の日に花を贈る場合は「ヒマワリ」が贈られることが多くとのこと。花言葉は「敬意」や「憧れ」だとし、贈るギフトに悩んだ場合は、感謝の手紙と一緒にヒマワリをプレゼントするのもよいと提案している。



今回のアンケートの結果から、多くの人が父の日よりも母の日を重視する傾向があること、父の日では花以外のギフトが選ばれていることなどがわかった。

Groovは、2023年より母の日と父の日を同時に贈ってしまうペアギフトの市場も急拡大しているとし、多くの場合「母の日」にまとめて「父の日ギフト」を贈っているとし、それに対応したギフト商品も多数発売されてきたことが急拡大の要因との見解を示した。

今後も母の日と父の日の比較調査を行い、それぞれのトレンドを読み取っていくとしている。




RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事