2023.05.18

JR東日本、駅内ロッカーを多機能化 物流拠点へEC課題を解決

東日本旅客鉄道(JR東日本)は5月9日、駅に設置する預け入れ用ロッカーを多機能化すると発表した。商品の受け取りや発送の機能を付け、駅を物流拠点にする方針を示した。こうしたロッカーの多機能化を推進するため、23年7月3日に新会社JR東日本スマートロジティクスを設立することも発表した。
 
駅の物流拠点化により、ECビジネスにおけるラストワンマイルの課題や、「物流の2024年問題」など社会的な課題の解決に貢献するとしている。
 
ECで注文した商品を、駅ビルやエキナカの営業時間外にも受け取れるようになるほか、列車貨物輸送「はこビュン」を活用して産直品が受け取れるようになるとした。冷蔵機能を搭載したロッカーも導入して、対象商品を広げていく。また、クリーニングや薬局との連携も進め、ロッカーを拠点とした商品の受け取りも進める考え。
 
多機能対応の新型ロッカーは今後3年間で約1000台、3万口の設置を目指すとしている。





RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事