2023.05.17

「eBay」、2023年第1四半期の越境ECトレンドを公開 デジタルカメラが躍進

成長率TOP3(前年同期比)

世界最大規模のオンライン・マーケットプレイス「eBay(イーベイ)」への出店を通じ、日本セラーの越境ECを支援するイーベイ・ジャパンは5月11日、2023年第1四半期(1~3月)の期間に、日本セラーから出品されたアイテムの販売動向をランキング形式で発表した。カテゴリーランキングは顔ぶれに大きな変化はなく、前期に続き1位は女性向けのブランド品だった。成長率では、1位のデジタルカメラが前年同期比で62%増と大きな成長を見せた。

イーベイ・ジャパンは、「eBay」における日本からの越境EC取引に関するデータを「越境ECランキング 2023年第1四半期」として公開した。

カテゴリーランキングの「取引額TOP10」は、1位の「レディース アパレル&バッグ、ブランド小物」、2位の「時計・パーツ&アクセサリー」、3位の「アニメアート&キャラクターグッズ」が2022年第1四半期から5期連続でトップ3を獲得したほか、9位までが前期と同じカテゴリーとなった。10位には、前々期から12位→11位と成長していた「デジタルカメラ」が今期も著しい伸びを見せ、トップ10入りを果たしました。

【カテゴリー別「取引額TOP10」】


2023年に入っても人気の出品カテゴリーは大きく変わらないものの、新型コロナウイルス感染対策の緩和や、昨年市場に大きな影響を与えた円安も落ち着きを見せていることで、外出用のジュエリーや低価格帯の商品が人気となるなど売れ筋商品のトレンドには変化が現れる結果となった。

6年ぶりに開催されたWBC (ワールドベースボールクラシック)では、栄冠を勝ち取った日本の選手たちのグッズやトレカが人気となり、特に投打で活躍し、大会MVPに輝いた大谷翔平選手の関連商品はさらに売上を伸ばした。

その他、2023年1月から「eBay」のスマホアプリが正式に日本からの出品にも対応を開始し、トレーディングカードをスキャンすると自動的にタイトルや商品詳細が翻訳されて表示されるアプリならでは機能が好評を博し、スマホからのトレカ出品が増えるという動きも見られた。

取引額トップ10の内、前年同期比で大きく成長したカテゴリーとなる成長率トップ3は、デジタルカメラが+62%と取引額ランキングを引き上げる大きな成長を見せ1位となった。昨年から成長株となったデジタルカメラは今年も人気が継続傾向で、2021年のトレカ、2022年の高級腕時計のように年間を通じた成長カテゴリーとなるか注目だとしている。

2位には「自動車パーツ」、3位には「ビデオゲーム(本体)」がランクインした。自動車関連商品は「eBay.com」の中でも最大規模のマーケットを持ち、特に近年の日本車ブームにより高い需要をキープしている。

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