2023.02.27

代替肉ECのネクストミーツ、飲食店向け卸売も好調 「Bカート」で受発注業務のミスがゼロに

田尻博樹取締役

ネクストミーツは、代替肉の製造・販売やECを手掛ける。2020年6月に創業、今年で3年目を迎えた。自社ECサイトのほか、飲食店などへの卸売りも展開している。

一般消費者向けの販売では、自社ECサイトのほか、アマゾン、楽天市場、ブイクイックモールにも出店。自社サイトは商品の先行販売を実施するなど、それぞれに違いを出している。

創業当初は、一般消費者向けの販売が中心だったが、ビジネス情報系のテレビ番組に取り上げられたことをきっかけに代替肉の社会的な認知が向上し、現在は卸売りが主力となっている。取引先では、大手商社が約半数を占め、個人経営のレストランや飲食店など小規模事業者も増加。SDGsやサステナブルに関心の高い企業が社員食堂に新たに導入したいというニーズも出ているという。

法人営業については、基本的に問い合わせからの反響訪問営業が中心だ。レストランや飲食店など小規模事業者については、営業社員が個別に訪問して商談するケースが目立つ。会員登録するとサンプルを送付するメリットを付加して登録を増やしている。「実際に足を運んで対面で商談する。これにより契約率は高い」(田尻博樹取締役)と話す。

受注から倉庫への配送手配、請求書発行の一連の業務はアナログで対応していた。「少ないリソースで多くのお客さまの対応することが求められていた」(田尻取締役)ため、受注をウェブ化することで生産性を高めようと考えた。


「Bカート」導入で業務効率化


徐々に小規模事業者の取引先が増えてきたことを受け、Daiが提供する「Bカート」を導入することを決めた。導入の決め手はサイト全体の分かりやすさと手厚いサポート体制だ。すでに利用している倉庫業者からの後押しもあったという。

導入前は、電話や電子メール、FAXで受注し、エクセルで集計、倉庫に発注していた。導入後は、こうした工程がゼロになったほか、発注ミスもなくなった。生産性が高まり、マーケティング方面に工数を割けるようになったという。また、取引前に見積書のやり取りをせずに、Bカートに登録してもらうことで、画面上で取引条件を提示することで効率を高めている。

今後は、健康志向の一般消費者への取り込むほか、病院や介護施設などに販路を広げることで業容の拡大を目指す。




【「Bカート」サービス概要】
「Bカート」は、BtoBの受発注業務をEC化するクラウドサービス。BtoB特有のさまざまな商習慣に標準対応している。カスタマイズが不要ですぐに利用できる。中小企業から上場企業まで、1500社以上の導入実績がある。現在60万を超える事業者がBカートで発注を行っている。月額9800円から即日スモールスタートすることができる。






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