2023.02.24

たしかにプラス、健康食品ECサイト「エフマ」で機能性表示食品に特化 メーカーの在庫リスク解消にも

代表取締役 深谷泰亮氏

医療機関に向けたウェブサイト制作やEC支援を行う、たしかにプラスは、機能性表示食品に特化した健康食品ECサイト「エフマ」で取扱商品数を拡大している。公的機関への届出から販売まで総合的にサポートするサービスで健康食品メーカーとの協業が増えているようだ。

同社は医療機関などにホームページ制作を手掛けている。「専門家とのつながりを生かし、エビデンスのある調査研究を踏まえた公的機関への届け出ができることが強みだ」(深谷泰亮社長)と話す。

「エフマ」は機能性表示食品に特化している。「多くの販売店では、エビデンスがあるものとないものが混在している。その中で、確かなエビデンスを持つ商品のみを販売することにより、購入者にとっての安心感につながっている」(同)としている。信頼できる商品を求め、多くのユーザーがサイトを訪れているようだ。
 
メーカーにとっての利点もある。届出まで支援した商品は、メーカーから買い取った上で販売。「メーカーが持つ、開発しても売れずに在庫を抱えてしまうという懸念を減らすことが目的だ」(同)。最終的な販売までを支援するサービスとなっており、出品するメーカーにとってのリスクを最小限にできるよう配慮した形だ。

取り扱う商品は、ストーリーを重視して紹介している。「生活のどのシーンで使用するか、場面を提案することを意識している。また、カルビーやメニコンといった有名な企業が、健康食品を開発している意外性など面白さを伝えることも大切」としている。

今後は、より若い世代に見てもらえるようサイトを充実させる考え。「医療現場の人に出てもらうなど、メディアとしての側面も強めるような仕組みづくりをしていきたい。また新しい関係づくりのチャネルとして、きっかけを提供していきたい」(同)と話した。





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