2023.02.13

大石アンドアソシエイツ、SNS強化でマーケティング好調 同業他社とのコラボ企画で市場を活性化

取締役副社長の大石洋介氏(写真左)と広報マネージャーの山﨑香氏

キッチン用品の輸入や企画販売を行う大石アンドアソシエイツは、運営するECサイトでSNSを活用したマーケティング施策を強化している。ブランドメッセージを詰め込んだこだわりの自社ECサイトにユーザーを呼び込んでいる。

同社は、イギリスのキッチン家電ブランド「Russell Hobbs(ラッセルホブス)」の日本国内における販売代理店。自社のコーヒー用品ブランド「Cores(コレス)」も企画販売している。「今よりちょっとハッピーに、今よりちょっと快適になる」を理念として展開する商品は、ユーザーから評価を得ている。


▲自社のコーヒー用品ブランド「Cores」

同社がECで注力しているのは、SNSを活用したマーケティング施策だ。なかでも同業他社とのコラボレーション企画が好調となっている。「インスタグラムでコラボ先との共同投稿を実施し、いいねを獲得している。投稿が上位表示されるようフォロワーからコメントをもらうことも意識している」(大石洋介副社長)と話す。

積極的に共同企画を推し進める背景には、「他社でも一緒に市場を盛り上げようという業界の風土がある」(同)と言う。つながりをきっかけとしてコラボし、ウィンウィンの関係でサービスを展開できているとしている。

SNS運用が奏功し、現在では2ブランドそれぞれで約1万人のフォロワーを獲得。影響力をもったSNSを起点として、ブランドの認知拡大と、自社ECサイトへのユーザー導線の確保ができているようだ。

ECサイトでは、ブランドメッセージを発信するために工夫を凝らしている。「生活のイメージを喚起する店舗づくりを心掛けている。例えば子どもと一緒に料理するといった、生活における時間の使い方に関するストーリーを、意識的にユーザーへ提供している」(同)と話す。

ECサイトで発信したストーリーからギフト需要を捉えることに成功しているようだ。

今後もマーケティング施策を進めていく方針。またコーヒー「コレス」を中心に法人向けECの整備にも意欲を示した。






RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事