2021.03.15

Macbee Planet、リテンション事業を行うSmash設立 AIやロボットでコミュニケーション課題を解決

データを活用したマーケティング分析サービスを展開するMacbee Planetは3月11日、リテンションマーケティングのさらなる進化を目的に、子会社のSmashを設立すると発表した。リテンションマーケティング事業を独立させ、さらなる成長を図る。

3月31日に設立する子会社Smashは、Macbee Planetが現在提供しているリテンションマーケティングを起点に、ホスピタリティを追求したデジタルコミュニケーション技術を実現し、新しいアイデア・テクノロジーで時代の牽引を目指す。

ステップ1としてまずは、リテンションマーケティングを中心に、コールセンターにおけるオペレーターの代替えや協業ツールとしてチャットボットを用いたDX化の支援を行う。次のステップでは、会話から不快な要素を取り除き、人口音声技術なども活用した心地よいデジタルコミュニケーション技術の実現を図るとしている。3つ目のステップには、質の高いコミュニケーションをモジュール化し、様々な用途へのOEM提供の実施。4つ目のステップには、社会課題を解決するため、対話型ロボットやアプリのコンシューマーサービスとしてのリリースを挙げた。

Macbee Planetは、「革新的なマーケティングにより世界を牽引する企業になる」というビジョンのもと、「LTVを予測し、ROIの最適化を実現する」ため、LTVを向上させるリテンションサービスとしてチャットボットを開発し、サブスクリプションサービスやeコマースの顧客を中心に、解約分析や解約抑止の施策を行ってきた。また、昨年からは、コールセンターの省人化や効率化の取り組みを進めている。

近年、労働人口の減少だけでなく、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い新しい働き方が提起され、省人化・効率化のためにAIの導入やロボット化など、デジタルトランスフォーメーション(DX)を検討する企業は増加しているとし、こうした状況はコールセンター業界のみならず日本全体の課題であるとの認識を示した。しかし、現在のAIやロボットにはコミュニケーションの限界があり、省人化・効率化が実現する反面、今後は人間らしさやホスピタリティが同時に求められていくとの考えから、同社の開発したデジタルコミニュケーション技術による社会課題の解決の実現を思い描くようになったとしている。

こうした状況を受け、リテンションマーケティング事業を独立させ、さらなる成長を図ることにより、マーケティングのみならず、様々な業界や社会全体の課題解決を目指すとし、今回の子会社設立に至ったとしている。社名である「Smash」という言葉には、「打ち砕く」「壊す」という意味があり、古い考え方を壊し、新しいアイデア、新しいテクノロジーで時代や社会に必要とされる会社になりたいという想いを込めたとしている。

Smash設立にあたり、Macbee Planetの小嶋雄介代表取締役は、「変化のスピードが早く、予測不能な時代に、過去の経験則は役に立ちづらくなってきました。そんな時代を切り開くリーダーは若い方が良いと考え、デジタルネイティブである新卒社員から社長を任命しました。Smashの代表取締役石山真也は、当社に2020年4月に新卒入社したのち、リテンションマーケティングサービスの中心的な存在として活躍した人物です。当社は「夢・目標を共に実現し続ける組織に」という企業理念を掲げています。挑戦する環境を提供することが社員の成長につながると考え、今後も意欲ある若手社員を応援していきたいと考えています」とコメントした。

また、Smashの代表取締役社長となる石山真也氏は、「この一年だけでもこれまで当たり前と考えられていたことが大きく覆され、私自身もコロナ世代として社会人生活を迎えました。この大変な時代にこそ、目の前に立ちはだかる見たことのない壁に立ち向かい、ワクワクする気持ちを大切にしたいと考えています。そして新しい時代に求められる在り方を問い続け、既存の枠に囚われない事業展開を力強く推し進めてまいります。今回の子会社設立は私にとっても大きな挑戦ですし、社会にとっても大きな挑戦になります。この挑戦が社会的に意義深いものとなり、誰もがワクワクするような会社になることを大いにご期待いただければと存じます」とコメントしている。


【子会社概要】
名称 : 株式会社Smash
所在地 : 渋谷区渋谷3-11-11
代表者の役職・氏名 : 代表取締役社長 石山真也
事業内容 : マーケティング・コンサルティング及びデータ分析・解析
資本金 : 50百万円
設立日 : 2021年3月31日

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