2021.03.13

産直EC「食べチョク」、農林水産省の支援事業に参画 期間限定で一部商品の送料が無料に

産直ECサイトの「食べチョク」を運営するビビッドガーデンは3月10日、農林水産省が行う支援事業(令和2年度国産農林水産物等販路多様化緊急対策事業のインターネット販売事業者と連携した取組)に参画すると発表した。これにより3月26日までの期間限定で、一部商品の送料が無料になる。新型コロナウイルスの影響を受け、在庫の滞留や売上の減少などが顕著な食材の販売促進を図る。

【<画像4点>送料無料になる商品例】

今回参画する支援事業は、指定商品の送料「全額」を農林水産省が負担するもので、対象となるのは3月26日の配送分まで。「食べチョク」では、2020年5月26日~2021年1月31日にも同様の支援事業に参画していたが、今回基準の変更により、はっさくや鶏肉をはじめ、送料無料で買える品目の幅が広がった。前回の支援事業では支援しきれなかった生産者の支援が可能になったとしている。

時短営業による飲食店との取引減少、観光客減によるホテルとの取引減少、体験農園(いちご狩りなど)の来客減少、観光地の直売所の来客減少など、新型コロナウイルスの影響により困窮する生産者からのSOSが「食べチョク」に約1年間届き続けている。2020年5月26日~2021年1月31日まで行っていた農水省の送料無料支援事業では、約8カ月間の対象期間中に1700件以上の商品が送料無料で販売され、20万件を超える注文が入ったとし、今回の送料無料適応により、更なる生産者の販路拡大を目指す。

対象商品には、広島県呉市の中川水産の「【加熱用】殻付き牡蠣30ヶ入り」(4910円/送料・税込))、鳥取県鳥取市の鹿野地鶏の「【冷凍】鹿野地鶏手羽元 1kgパック」(1700円/送料・税込)、熊本県天草市のふく成の「ふっくら肉厚!天草産『真鯛の切り身/10パック入り』」(3800円/送料・税込)などがラインアップする。

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