2024.01.15

【ECモールに聞く!2024年の戦略】『アマゾン』露木一帆氏「中小企業の越境EC支援を強化」

アマゾンジャパン セラーサービス事業本部 カテゴリー事業本部長 露木一帆氏


アマゾンジャパンでは、多くの中小企業の販売支援に取り組んでいる。中小企業のECでは、注文数の増加に伴い、在庫管理や梱包作業に関わる人材確保に課題を抱えている。そういった課題を解決するため、物流サービス「フルフィルメント by Amazon(FBA)」などを通じて、中小事業者の物流支援なども行っている。近年では、国内の販売事業者の販路拡大のため、海外販売の支援も強化しているという。セラーサービス事業本部カテゴリー事業本部長の露木一帆氏に、2023年を振り返ってもらうとともに、今後の展開についても話を聞いた。



FBAの利用事業者の総売上高は20%増


――販売事業者についての取り組みについて教えてほしい。

当社では、多くの中小企業を含む、約14万社の販売事業者の事業成長のサポートに取り組んできた。

中小企業の多くは、人的資源や経済資源の有効活用について、常に課題を持っている。そのため、ECの活用で販路を広げ、事業を拡大したいと考えている。

日本各地の販売事業者がアマゾンで販売することにより、販路は日本全国、海外に拡大している。最新の数字では、日本の販売事業者はアマゾンで数億点の商品を販売し、平均売上高は1200万円超だった。前年比で20%以上増加したことになる。

中小企業では注文が増えるにつれ、自社倉庫での在庫管理や梱包作業に関わる人材の確保に課題を抱える。そこで当社では、販売事業者の商品の保管、受注、梱包、配送、カスタマーサービスを代行する「FBA」で、事業者の物流を支援してきた。

FBAを利用した、日本の販売事業者数は約8万社で、これらの販売事業者の総売上高は、前年比で約20%増加している。

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