Hamee（ハミィ）グループのNE（エヌイー）は、ふるさと納税支援サービス「ロカルコふるさと納税支援」を提供している。特にHameeとして長年、出店している「楽天市場」のふるさと納税ポータルサイト「楽天ふるさと納税」の運営ノウハウに長けている点が特徴だ。累計約50自治体を支援しており、支援を開始してから5年間で寄付額を10倍に伸ばした事例もある。
「ロカルコふるさと納税支援」は、ふるさと納税に関わるマーケティングから、商品登録や運営、顧客対応、返礼品事業者への出荷指示や送り状作成まで一括して代行するサービス。NEが提供する一元管理システム「ネクストエンジン」を活用し、支援する自治体の業務フローに合わせて、柔軟に運用方法をカスタマイズしている。
「『こういう申し込みが来たらこういう処理をする』『この商品は定期便なので申し込みを分割して毎月発送できるようにする』など、自治体の体制や商品に合わせて、業務を自動化できる仕組みを構築している。寄付の申し込みがたくさん来ても安定して出荷できる。返礼品事業者とのやり取りも円滑に進めることが可能だ」（ロカルコ事業部 事業部長 山川太郎氏）と話す。
マーケティング最適化に強み
効率的な運営体制を構築するだけではなく、寄付額を伸ばすマーケティング支援にも強みがある。
主要なふるさと納税のポータルサイトに対応しているが、特に「楽天ふるさと納税」における運営ノウハウにおいては、他の支援サービスよりも秀でている。
「『楽天ふるさと納税』は『楽天市場』と仕組みが同じだ。Hameeとして長年、『楽天市場』に出店しており、NEとしても多くの『楽天市場』の出店者を支援している。コンサルティング事業もあり、ノウハウだけではなく、運営体制も持っている。『楽天市場』における広告やSEO対策、ページ制作に加え、今年から開始したSKU対応まで踏まえた最適な運営方法を提案できる」（同）と話す。
5年間で寄付額を10倍に伸ばした自治体では、「楽天ふるさと納税」を始めとした主要なポータルサイトで、その自治体の返礼品が目に付くようにページやマーケティングの最適化し続けたという。その自治体は県内でトップの寄付額を集めるまでになった。
経験生かし返礼品事業者開拓も支援
返礼品事業者の開拓支援においても強みがある。小規模な自治体において100社以上の事業者を開拓した実績もある。
「出荷の確認や清算などを自動化できる仕組みを構築しており、返礼品事業者さまにとって手間がかからないような運営体制を提案できる。Hameeとしても返礼品事業者の経験があるため、返礼品事業者の目線で不安な点や課題を解消する提案ができる点も強みだ」（同）と話す。
現在は1000以上の返礼品事業者との取り引きがあるという。
「当社はシステムを提供して終わりではなく、自治体さまと深くお付き合いさせていただき、ふるさと納税業務をしっかりと支援させていただいている。現在、アクティブに支援させていただいているのは、約30自治体あるが、細かいお悩みや相談にも丁寧にお応えしている」（同）と話す。
ふるさと納税の制度改正などの際は、全国の自治体の対策や傾向を踏まえて、アドバイスを行っている。
今後は企業版ふるさと納税の支援や、ふるさと納税以外にも子育て関連事業のDX支援なども強化していきたいという。
■ふるさと納税支援サービス「ロカルコふるさと納税支援」https://hamee-furusato.jp/■【「ふるさと納税」特集】寄付額上位に聞く成功の秘訣！https://netkeizai.com/articles/detail/9544
