2023.08.22

大丸松坂屋百貨店、ファッションサブスク「アナザーアドレス」に現代アートを追加

大丸松坂屋百貨店は9月1日、ファッションサブスク「アナザーアドレス」において、現代アートのサブスクリプションサービスの提供を開始する。アート作品をファッションの延長線上としてとらえ、アートを自宅で楽しむことにハードルを感じている人に、最初の一歩を踏み出すきっかけを提供する。

大丸松坂屋百貨店は、2021年3月にファッションサブスク「アナザーアドレス」、2023 年5月に冷凍食品サブスク「ラクリッチ」を提供している。このほど新たなサブスクサービスとして、「アナザーアドレス」において、現代アートのサブスクリプションサービスを9月1日より提供する。

「アートのある暮らし」をコンセプトに、ファッションや現代アートに関心が高まりつつもアートを自宅で楽しむことにハードルを感じている人に、最初の一歩を踏み出すきっかけを提供する。

「アナザーアドレス」の取扱いアイテムとして、ファッションアイテムと一緒にアート作品をレンタルでき、レンタル中に気に入ればそのまま購入も可能。価格設定は、従来どおり1点1カ月が5500円(税込)の「ライトプラン」、3点1カ月が1万1880円(税込)の「スタンダードプラン」、5点1カ月が2万2000円(税込)の「スタンダードプラスプラン」となる。月額料金には、往復の送料、クリーニング、基本的な修繕・補修料金が含まれている。

アート作品をファッションの延長線上として捉え、洋服を身に着けることと同じようにアートのある豊かな生活を楽しんで欲しいとし、多くの創造的なクリエイターの作品と、アートを気軽に楽しむ利用者との出会いの場、ファッションとアートのマーケットをつなぐ新たな場として成長を目指す。

取扱い作品は、1点ものを中心に油絵、水彩画、アクリル画、ペインティング、シルクスクリーン、写真等。さらに今後ユーザーの需要に応じてアイテム・作家ともに順次拡大を図るとしている。

【取り扱い作品例】


ファッションサブスク「アナザーアドレス」は、百貨店初のファッションサブスクサービスとして200を超える国内外のデザイナーブランドが参画。2年半で2万名を超える会員登録、15万着を超えるアイテムがレンタルされ、順調にサービスを拡大してきた。その上で、近年注目が高まる現代アートの領域においても、多くの人に「アートのあるらし」を提案したいという考えのもと、現代アートのサブスクのスタートに至ったとしている。

作品のキュレーションにあたっては、アート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker(アートスティッカー)」を運営するThe Chain Museum(ザ・チェーン・ミュージアム)、アート/音楽/ファッション/が交差する場「CENTER」を運営するDEGICO(デジコ)と連携する。

「アナザーアドレス」では、今回の現代アートサブスクスタートに続き、、第2弾、第3弾のリニューアル施策も準備し、より利用者のニーズにあった、支持されるサービスを目指すとしている。

大丸松坂屋百貨店は、「アナザーアドレス」を通じてデジタル、サステナブルといった領域に積極的に投資し、新たな体験価値の創出に向けて、今後もスピード感を持って取り組んでいく考えを示した。




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