2023.08.04

「楽天市場 2023年下期戦略共有会」、来春のクーポン有料化を発表 「急がない便」提供も検討

楽天グループは8月2日、大型イベント「Rakuten Optimism 2023」において「楽天市場 2023年 下期戦略共有会」を開催した。「楽天市場」の上期の実績を振り返るとともに、クーポンサービスの無料キャンペーンの終了や遅いお届け日の指定でポイントを付与する「急がない便(仮称)」の計画などを発表した。

常務執行役員 コマース&マーケティングカンパニーシニアヴァイスプレジデント 松村亮氏が戦略共有会で説明した「売り場の進化+物流の進化」の内容をダイジェストで紹介する。


▲常務執行役員 コマース&マーケティングカンパニーシニアヴァイスプレジデント 松村亮氏

マーケティング施策については、確かな成果を上げている。「楽天スーパーSALE」「お買い物マラソン」など大型セール企画の年間流通総額の4年平均成長率は23.8%増だという。

季節のイベントも高い成果を上げており、2023年の「母の日特集」の流通総額は前年比14.0%増となった。


▲「母の日特集」

eスポーツイベント「Rakuten esports cup」を開催したことで、2022年のゲーミング関連商品の流通総額は前年比約20%増となり、毎月19、20日を「育児の日」と設定したことで2023年3月のおむつジャンルの流通総額は前年同月比約200%増になったという。

「ROOM」経由の20代以下の購入者数は2021年から2023年にかけて3.3倍になった。「ROOMコラボレーション商品」による20代以下の割合は、通常商品と比べて20ポイント高い59%になっている。


▲「ROOM」

ライブコマース「楽天ショッピングチャンネル」は今年6月に「Picture in Picture機能」を提供し、視聴しながら買い物できるようにした。今年7月からファッションや美容・コスメなど商品ジャンルに特化した企画を実施しており、今後さらにジャンルを拡大する計画だ。


▲「楽天ショッピングチャンネル」

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