2023.07.28

オイシックス・ラ・大地、保育園向け給食事業参入 BtoCとの接点に期待

オイシックス・ラ・大地は、保育園・幼稚園の給食事業に本格参入する。7月26日に保育園や幼稚園向けブランド「すくすくOisix」のロゴマークやメッセージの刷新を発表。協業するシダックス社と連携して取引先の拡大を図る。保育園に通わせる保護者と接点を持つことで、BtoC事業のサービス拡大につなげる。2027年までに3000施設に導入し、売上高100億円を目指す。

新ブランドのコンセプトは「みんなが主役」「未来(ミラクル)給食」。新たに投入する「給食手作りミールキット」は、カット野菜が8割以上で、おやつも一緒に届けて栄養士の調理時間を3割以上削減することが期待できる。



また、食育プログラムを刷新することで日々の献立と食育コンテンツを提供する。食育として子供が自宅で楽しめる「体験型食育」コンテンツを提供するという。

オイシックス・ラ・大地は、栄養士の働き方改革に着目。施設で働く栄養士の勤務時間の7割が調理関連業務に割かれており、子どもや保護者と向き合う時間を確保できないなどの課題があるという。また、給食の品質を高めつつ、コスト削減や差別化策にしていくことが狙いだ。

オイシックス・ラ・大地では、食品宅配の「らでぃっしゅぼーや」において2015年から保育園事業を開始。2022年10月に社内に「BtoBサブスク事業」を立ち上げ、社会課題の解決に向けた取り組みを本格化し、すでに762カ所で導入している。


▲BtoBサブスク事業本部 清水崇司部長

7月26日に都内で開催した記者発表会で、BtoBサブスク事業本部の清水崇司部長は「関東や関西で展開しており、シダックス社との協業を通じてサービス提供エリアを拡大していきたい」と話した。







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