2023.07.15

「メルマガ開封率は35%」ハチミツECのみつばちのーとが行うファン化とリピート施策とは?

「イチジク漬けハチミツ」と田中章雄代表


「師匠のハチミツと市販のハチミツは段違い」


――メルマガの開封率が高い理由は何ですか?


正直言うと、分かりません。ウチの強みは、「若造がこだわってハチミツを作っている」ということです。メルマガでは、そんな熱い想いを書くこともあります。それを応援したいというお客さまがいてくださるのだと思っています。

――養蜂家を始めるに至ったきっかけは何ですか?

サラリーマン時代に、私の養蜂の師匠とも言える人物と出会ったことです。それをきっかけに、ハチミツの生産をビジネスとしてやってみたいという想いが、徐々に強くなっていきました。

私はもともと、大学で、農業と観光を合わせて考える「グリーンツーリズム」について勉強していました。卒業後は不動産会社の営業職に就きましたが、自分が学んだことを仕事にしたくて、農業系のベンチャー企業に転職しました。

農業ベンチャーでは、就農したい人にノウハウを教えるスクールを運営していました。スクールの「養蜂コース」を担当していたときに、私の養蜂の師匠に出会いました。

師匠が作るハチミツが、スーパーや観光地で販売されているハチミツとは全く違うことに衝撃を覚えました。

国産のハチミツの自給率は6%と言われています。一般的に、料理などでハチミツを使うシーンは多いですが、外国産のハチミツにシェアを取られているのです。ハチミツは腐ることもありませんし、「ビジネスとしてチャレンジしたい」と強く思うようになりました。

ハチミツは、ハチが蜜を採取する花の種類によって、味が全く異なります。私は、みかんの花のハチミツを作りたいと思い、伊豆半島に移住しました。今では、伊豆半島5カ所に、ハチの巣箱を置いて、養蜂を行っています。


▲伊豆の養蜂家・田中章雄さん

販路の中心はECですが、リアルイベントに出展することもあり、販路の一つになっています。特に、ハンドメイド系のイベントや、「コミケ」などのコミック系のイベントにも、出展しています。コミック系のイベントでは、出展社への差し入れとして買っていただくことが多く、それがきっかけで、ECサイトで購入してくれる人もいます。

――今後、どんなリピート施策を展開したいですか?

メルマガは現在、リソースの問題で、商品紹介がメインになってしまっていますが、ブログのようなコンテンツにしていきたいと思っています。

開封率が高いのは、メルマガを書いてくれているスタッフの文章力など、さまざまな要因があると思っています。ウチは、マーケティングは素人ですから、まずは接触頻度を上げて、お客さまとのコミュニケーションを増やしたいと考えています。



◆「アクションリンク」とは?

データによって顧客像を把握し、顧客1人1人に合わせたメッセージ配信を自動化できるSaaS型の顧客中心CRMプラットフォーム。過去数千回のPDCAによってリピート売り上げへの効果が証明された「鉄板シナリオ」がインストールされており、ボタン一つでツール導入直後から効果的な施策が実行できるという特徴を備える。

https://actionlink.jp/





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