ライフスタイルカンパニー、今期は売上倍増の20億円へ 自社ブランドと海外を強化

中国コスメ「ジルリーン」や「フーカルーア」などを、店舗や自社ECサイト「COSME DELi（コスメデリ）」で販売するライフスタイルカンパニーは、2024年6月期の売上高を前期比2倍の20億円にする計画だ。

同社は中国で有名なメークアップブランドなどを日本で展開。日本限定のパッケージや色を展開し、日本向けのモデルを起用したり、コラボレーション商品を企画したりしている。

今期は、主力となる中国コスメの販売も行いつつ、自社ブランドの販売強化や海外展開などを積極化する。

昨年は、メークアップブランド「ミルフィー」や「リトリル」などの自社ブランドを投入。今年5月には新スキンケアブランド「ヒカ」を展開し、6月には「エメリーエミリー」を追加投入した。
　
ドラッグストアやバラエティーストアなどへの卸売も強化。販売先は現在3000店舗で、これを6000店舗以上に拡大したい考え。

海外ではすでに、香港やシンガポールで発売し、今期は中国や東南アジア各国での発売も予定。米国や欧州などにも越境ECやアマゾンを通じて展開していくという。

菊池社長は、「韓国コスメが海外で多く流通している。当社としては、自社ブランドの海外展開を通じて、日本製のスキンケア商品、日本企画のメークアップ商品で、海外での存在感を高めていきたい」と意気込む。