2023.07.12

ドンバテック、アリババ元CSOが日本製品を販売できるECプラットフォーム開発 AIでグローバルにマーケティングできる

ドンバテックの白強代表(写真中央)

ドンバテックは7月6日、中国系アメリカ人の連続起業家(シリアルアントレプナー)である白強氏(Mr. Qiang Bai)が、元アリババの最高戦略責任者(CSO)の曽鳴教授(Mr. Ming Zeng)と協力し、日本製品をグローバルにマーケティングできるAI駆動のEコマースプラットフォームを開発する予定だと発表した。

白強氏は、中国系アメリカ人の連続起業家(シリアルアントレプナー)であり、インターネット、AI、スポーツの分野で成功を収めてきた。このほど、元アリババの最高戦略責任者の曽鳴教授と協力し、日本製品をグローバルにマーケティングできるAI駆動のEコマースプラットフォームの開発予定を公表した。


▲白強氏(左)と曽鳴教授(右)

白強氏と曽鳴教授によると、ChatGPTなどのモデルによって主導される生成AIの変革は、生産性だけでなく社会を根本的に変えている。このシフトは新しい製品、シナリオ、トラフィックを生み出し、Eコマースに新たな機会を提供しているとし、AIを使って従来のEコマースの効率を向上させるだけでなく、AIを活用した新たな革新的Eコマースプラットフォームを作り出すことを目標としている。

曽鳴教授は、Eコマースの未来は「AIネイティブ」プラットフォームによって形成されると考えており、「Pinduoduo(拼多多/ピンドゥオドゥオ)」のようなモバイル・ネイティブ・プラットフォームの台頭や、「TikTok」などの新しいプラットフォームによる短い動画Eコマースの急速な拡大と同様に、次のEコマースの波はAIネイティブ·プラットフォームによって推進されると予想している。

日本製品を専門とするクロスボーダーEコマース企業であるSUNVIP Network Technology(Hong Kong) Co.,Limitedは、AI時代への移行を主導するために技術開発やプロダクト開発に注力しており、白強氏は最近、SUNVIP社の会長職を引き継いだ。曽鳴教授もSUNVIP社の株主であり、取締役も務めている。AI技術チームは、マイクロソフトAIチーム出身のDr.于偉(Dr.Wei Yu)と彼のチームによって組成されている。

クロスボーダーEコマースのリーダーシップは、パンデミックが発生する前に中東でゼロから10億ドルのビジネスを構築し、クロスボーダーEコマースを開拓した李海燕氏(Mr.Haiyan Li)によって強化されている。SUNVIP社は、中国の人材とチーム実行能力のメリットを認識し、世界トップクラスの人材のリーダーシップの下でグローバルAI研究開発センターを中国の蘇州に設立し、クロスボーダーEコマースプロセス全体にAIを設計および開発するとしている。同社は中東、北アフリカ、東南アジア、さらには中国市場にビジネスを拡大する予定だ。



蘇州のAI研究開発センターは、クロスボーダーEコマース業界だけでなく、他の垂直産業に対してもAIサービスを拡大する。OpenAIは垂直市場向けのモデルを展開しており、ビル・ゲイツ氏がすべての産業、企業、個人が自分の仮想アシスタントまたはモデルを持つことを予測しているなか、SUNVIP社のAIセンターは、Eコマース業界およびその他の業界のさまざまな垂直分野、企業、個人に専用のモデルを提供する予定としている。




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