2023.06.28

顧客対応クラウド「Re:lation」、アカウント管理の自動化を実現する「SCIM IdP連携」をリリース

インゲージは6月26日、顧客対応クラウド「Re:lation(リレーション)」において、アカウント管理の自動化を実現する新機能「SCIM IdP連携」をリリースした。管理するアカウントの多い大企業などでも、IT管理者は手間なく「Re:lation」の適切な管理を実現できる。

インゲージの「Re:lation」は、複数の問い合わせ窓口を一元管理し、チームで共有できる顧客対応クラウド。メール、電話、チャット、LINE、Twitterなど多様化するコミュニケーションサービスを一つの画面で扱えるため、顧客との接点が増え複雑になった問い合わせを簡単に一元管理できる。2重返信や対応漏れを防止するステータス管理や、ダブルチェックが簡単にできる承認機能といった、複数人での問い合わせ対応で生じがちな様々な課題を解決する機能を備えている。

このほど、アカウント管理の自動化を実現する「SCIM IdP連携」機能をリリースした。SCIMとは、組織が複数のシステムとドメインにわたってユーザIDとリソースへのアクセスを管理できるようにする技術。ユーザアカウントと権限の作成、更新、削除のプロセスを自動化し、これらのアカウントと権限を異なるシステム間で同期させる場合などに用いられる。



「Re:lation」は、SAML 2.0認証を用いたIdP(IDプロバイダ)経由のシングルサインオン連携機能を提供している。この機能に加え、今回リリースしたSCIM対応により、「Re:lation」上にユーザのアカウント(ID)情報をIdPを用いて自動で作成・変更・削除できるようになった。

さらに先日リリースした「Re:lation」の「権限グループ」設定オプションとの組み合わせにより、ユーザアカウント情報だけでなく、アカウントの権限設定もIdPにて行えるようになった。

この連携により、管理するアカウントの多い大企業や社員の異動が活発な企業でも、IT管理者は手間なくスムーズに「Re:lation」の適切な管理が実現できる。

「Re:lation」は、より多くのニーズに応え、ユーザーが快適にサービスを活用できるよう、今後も連携機能を充実させていくとしている。




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