2023.05.18

大丸松坂屋百貨店、冷凍グルメサブスク「ラクリッチ」始動 5年後に売上50億円を目指す

写真左から大丸松坂屋百貨店の商品調達責任者 朝倉宏二氏、冷凍王子・西川剛史氏、DX推進部 専任部長 ラクリッチ事業責任者 岡崎路易氏

大丸松坂屋百貨店は5月16日、冷凍グルメ宅配のサブスクリプションサービス「ラクリッチ」をスタートした。澤田太郎社長は、「ラクリッチは当社らしい、『人』の力を生かしている」と言う。

同社が長年培ってきた「目利きバイヤーのネットワーク力」を生かし、実現したサービスだという。同事業は初年度の会員数を3000人、5年後には50億円以上の売り上げを目指すとしている。


▲澤田太郎社長

同サービスでは食品の、使いやすい少量サイズを、6~10品セットにして、毎月定期で冷凍配送する。コースによって、届く品数や内容が異なる。3コース(①税込6500円 ②9000円 ③1万2000円)を用意している。



何が届くかの情報は、一部の商品しか公開しない。「届いたときのお楽しみ」や「バイヤーへのおまかせによる、新しい食との出会い」を演出するという。
 
全国から25ブランドを厳選。完全オリジナルの商品も開発したそうだ。今後も取り扱い商品を拡大予定だという。


▲DX推進部 専任部長 ラクリッチ事業責任者 岡崎路易氏

DX推進部専任部長でラクリッチ事業の責任者も務める岡崎路易氏は、「コロナ禍で苦戦した経験から、ビジネスモデルへの転換として3カ年の中期経営計画を進めてきた。最終年度である2023年に、初めて食分野のサブスクリプション事業に参入した。これまでのDX推進で培ったノウハウをフル活用していく」としている。



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