2023.05.17

Slash Fintech Limited、SBペイメントサービスやカイカエクスチェンジが提携 スマートコントラクト決済の普及促進

スマートコントラクト決済「Slash Web3 Payments」を提供するSlash Fintech Limitedと、ソフトバンクの子会社であるSBペイメントサービス、および暗号資産交換所「Zaif」を運営するカイカエクスチェンジは5月16日、スマートコントラクト決済の普及促進を目的に業務提携した。日本市場におけるスマートコントラクト決済に関する企画、開発、運用の検討を共同で行う。

Slash Fintech Limitedは、ブロックチェーン上で効率的かつ安全な支払いを可能にする決済の仕組みであるスマートコントラクト決済サービス「Slash Web3 Payments」の開発および提供を行っており、暗号資産の決済手段としての利活用を通した、新しい金融インフラの整備を目指している。

このほど、スマートコントラクト決済の普及促進を目的に、SBペイメントサービス、およびカイカエクスチェンジとの3社による業務提携を開始した。

SBペイメントサービスは、ソフトバンクのグループ企業の決済・金融事業を担う決済代行会社であり、クレジットカード決済をはじめとして、「PayPay」(オンライン決済)やキャリア決済など40ブランド以上の豊富な決済手段を取り扱っている。

一方、カイカエクスチェンジは、暗号資産交換所「Zaif」を運営。既に暗号資産決済サービス「Zaif Payment」を提供しており、サービス機能の拡大を進めている。また、カイカエクスチェンジの親会社のCAICA DIGITALグループは、NFTローンチパッド「Zaif INO」の運営や法人向けサービス「CAICA Web3 For Biz」などWeb3関連サービスの提供を行っている。

3社は、これまで培われてきた決済における、日本市場での経験や知見、開発力をより活用することで、スマートコントラクト決済の普及促進を図ることができると考え、今回の業務提携契約の締結に至ったとしている。

本業務提携において、日本市場におけるスマートコントラクト決済に関する企画、開発、運用の検討を共同で行う他、今後、日本国内でスマートコントラクト決済に関するさまざまな取り組みを連携して進める考えを示した。

3社は、スマートコントラクト決済の社会実装に向けた協議を通じ、相互的なエコシステム発展を目指してきた。日本市場においては、ブロックチェーン技術を活用し、各産業領域の活性化を図る取り組みが展開されており、さまざまなビジネスでスマートコントラクト決済の活用による新たな可能性の創出が期待されている。

スマートコントラクト決済の普及促進に向けては、法規制に準拠したビジネススキーム、および各市場に特化した営業網の構築が非常に重要であり、今後も3社の連携によって発展性のあるビジネス環境の創出に向けた取り組みを進めていくとしている。

各産業領域におけるWeb3ビジネスの成長とともにスマートコントラクト決済の需要が高まることが期待されることから、3社が協力して幅広い層への理解醸成を図ることを目指す考えを示した。




RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事