2023.05.17

ブランド再生のforest、約15億円を調達 事業承継後にECで成長、3年間で100社買収狙う

日本のモノづくりブランドをM&Aにて承継し、さらなる成長実現に取り組むforestは5月17日、Headline Asia、東京大学エッジキャピタルパートナーズ、Nordstar Partners limited、DBJキャピタル、FFGベンチャービジネスパートナーズから、約15億円のエクイティ調達を実施した。調達した資金を活用し、Eコマースの事業承継、専門人材の採用、越境ECなどの取り組みを加速する。

forestは「良質かつ機能的で、持続可能性の高いモノを創る、日本発の世界ブランドを多く輩出する」をビジョンに掲げ、日本の良質なプロダクトを企画・販売するブランドをM&Aにて承継し、そのさらなる成長を実現する事業を展開している。2026年までに約100社を買収する計画だ。


▲forestのメンバー

2021年10月に実施した約9億円のシード調達以降、ブランドの承継及び成長実現の取り組みを続けてきた。Eコマース事業者が直面する課題に真摯に向き合うために、商品開発から販売・マーケティング、アフターサポートまで一気通貫に行えるチーム体制の強化・拡大を進め、安定的な成長を実現できる事業基盤の構築をしてきた。承継したブランドの多くでは創業メンバーが残っており、forestメンバーと協業する形で事業に取り組んでいる。

このほど、Headline Asia、東京大学エッジキャピタルパートナーズ、Nordstar Partners limited、DBJキャピタル、FFGベンチャービジネスパートナーズから、約15億円のエクイティ調達を実施した。これにより累計調達額は28億円となった。今後も継続して、エクイティおよびデットプロバイダーからの追加調達を実施していくとしている。

今回調達した資金を用いて、ブランドの承継、ECモールにおける広告の強化、Eコマース各領域の専門人材の採用、また越境ECへの取り組みを一層強化する考え。さらに国内外のエクイティおよびデットプロバイダーとの協業体制を強化し、継続的に資金調達を進めていくとしている。

forestは、良質かつ機能的で持続可能性の高い日本のプロダクトを、Eコマースを通じて世の中に広めることで、人々の生活が彩りあるものとなり、心が満たされる社会の創出を目指す考えを示した。

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