2023.04.26

顧客対応クラウド「Re:lation」、「GMOトラスト・ログイン」と連携 ログイン負担を軽減、業務効率化を支援

インゲージは4月25日、顧客対応クラウド「Re:lation(リレーション)」において、電子認証サービスを展開するGMOグローバルサインの企業向けシングルサインオンサービス(IDaaS)「GMOトラスト・ログイン」と機能連携を開始した。これにより「Re:lation」を利用する事業者は、シングルサインオンにおいて「GMOトラスト・ログイン」の利用が可能となった。ログインの負担を軽減し、業務効率化を支援する。

インゲージの提供する「Re:lation」は、複数の問い合わせ窓口を一元管理し、チームで共有できる顧客対応クラウド。メール、電話、チャット、LINEなど多様化するコミュニケーションサービスを一つの画面で扱えるため、顧客との接点が増え複雑になった問い合わせを簡単に一元管理できる。



2重返信や対応漏れを防止するステータス管理やWチェックが簡単にできる承認機能など、複数人での問い合わせ対応で生じがちな課題を解決する機能も備え、EC事業者・コールセンターをはじめ、幅広い業種・業界で利用されている。

このほど、GMOグローバルサインの企業向けシングルサインオンサービス(IDaaS)「GMOトラスト・ログイン」との機能連携を開始した。

「GMOトラスト・ログイン」は、基本機能は無料で利用でき、初期費用なしで導入が可能。SAML2.0のプロトコルに汎用的に対応したフェデレーション方式のシングルサインオンに加え、フェデレーション方式に非対応なWebシステムやクラウドサービスのIDパスワード情報の管理・代理入力実行によるログイン作業工数の削減が可能なフォームベース認証に対応している。これらの複数のシングルサインオン方式に対応することで、「業務に関するシステムへのログイン」を広くカバーする。

今回の連携により、1種類のIDとパスワードから、複数のWebサービスやアプリケーションにログインが可能となる仕組み機能(=シングルサインオン)について、新たに「GMOトラスト・ログイン」を利用できる。また、すでに「GMOトラスト・ログイン」を利用している企業は、引き続き「GMOトラスト・ログイン」の認証基盤を利用でき、利便性と安全性を保ちながら「Re:lation」を利用することが可能となった。

近年では、電話やメールだけでなく、チャットツールやコミュニケーションアプリなどさまざまな問い合わせチャネルが普及している。さらに展開するサービスの数だけそのチャネルを持つことになるため、顧客からの問い合わせ窓口は増加している。これにより複数チャネルからの問い合わせ情報の管理が煩雑化し、社内での個人情報の受け渡し中に誤って情報漏洩を起こす、脆弱な管理環境下に保管された個人情報を狙った不正アクセスなどのセキュリティリスクが懸念される。



今回の連携により、複数チャネルからの問い合わせ情報を一元管理する「Re:lation」では、アクセス制限や多要素認証・デバイス制限などのセキュリティ対策を施した環境で、情報の管理・共有を可能にした。また、シングルサインオンによりログインの負担を軽減し、サポートに従事するユーザーの業務効率化を後押しする。

「Re:lation」は今後も、機能拡充だけでなく連携機能の充実も図ることでより多くのニーズに応え、問い合わせ業務の効率化と品質向上に寄与するとしている。




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