2023.04.12

「アクションリンク」、ChatGPTを用いてメール原稿作成をサポートする「AIアシスタント」をリリース

ファブリカコミュニケーションズは4月11日、EC特化型CRMプラットフォーム「アクションリンク」において、対話型AI(ChatGPT)を用いたマーケティング支援機能「AIアシスタント」をリリースした。簡単な指示で顧客に配信するメールの原稿を作成でき、生産性の向上をサポートする。

ファブリカコミュニケーションズの「アクションリンク」は、データによって顧客理解を深め、顧客1人ひとりへの最適なメッセージ配信を自動化し、ECの顧客エンゲージメントとリピート売上を最大化する顧客中心CRMプラットフォーム。このほど、対話型AI(ChatGPT)を用い、CRMのメール原稿制作をサポートする「AIアシスタント」機能をリリースした。ChatGPTを用いたマーケティング支援機能は、EC向けCRMツールとして初の試みになるとしている。

「AIアシスタント」機能では、機能のボタンを押す、配信の目的や訴求ポイントなどChatGPTへの指示、原稿作成用のボタンを押すの3ステップでメール原稿の原案を自動作成できる。これまで人間が行っていた場合、最低でも30分~1時間程度の時間をかけていたテキストメール原稿の作成を3分以内に短縮することが可能だ。


▲画面は開発中イメージ

近年、EC市場の拡大に伴うEC事業者の増加、新規獲得のCPA(獲得コスト)高騰により、既存顧客のLTV向上を目的としたCRMの取り組みをいかに少ない工数で実現していくかがEC事業者にとって重要なテーマとなっている。

これまで「アクションリンク」は、「EC事業者の生産性の最大化」をテーマにEC事業者側のリソース不足やノウハウ不足の問題に対し、過去数千回のPDCAによってリピート売上への効果が証明された「鉄板シナリオ」を中心とした、様々な機能の開発・提供を行ってきた。さらに今回のChatGPTとの連携により、担当者の作業時間の大幅な削減が可能を実現した。

ファブリカコミュニケーションズは、引き続きLLM(大規模言語モデル)を積極的に活用することで、より高度な自然言語処理を用いた操作性を実現し、全ての人が自由に使えるシームレスなプロダクトの提供を目指す。今後も引き続きLLMを活用した新しいサービスを展開していくことに加え、自社が持つノウハウを必要とする企業への技術提供にも積極的に取り組むことで、広く社会に貢献して行きたいとの考えを示した。

今後も技術の進化に敏感に対応し、市場の変化を見据えたサービスの展開に取り組み、利用者にとってより高度な利便性の高いサービスを開発・提供するとしている。




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