2023.04.12

「第15回 全国ネットショップグランプリ」、最高賞は「モロゾフ」 ギフト機能の秀逸さを評価

「第15回 全国ネットショップグランプリ」の受賞者(前列)と審査員(後列)

一般社団法人イーコマース事業協会(EBS)は4月8日、「第15回 全国ネットショップグランプリ」の表彰式を開催した。グランプリはモロゾフが運営する洋菓子のECサイト「モロゾフオンラインショップ」を選出した。サイトの見やすさや導線の分かりやすさ、ギフトの使いやすさが選考のポイントとなった。

準グランプリはシニア向けアパレルブランドを販売する「YOUKA(ヨウカ)公式オンラインストア」が選ばれた。特別賞である「日本ネット経済新聞賞」は食品販売の「食の達人森源商店」、「ネットショップ担当者フォーラム賞」は卒塔婆を販売する「卒塔婆屋さん本店」、「ECのミカタ賞」はアパレル販売の「SEKIMIKI Online(セキミキ・オンライン)」を選出した。

グランプリに選ばれた「モロゾフオンライン」は、PC・スマホともブランドの世界観が伝わってくるデザインが高評価を得た。ギフトでは、目的や予算、種類などから商品を選別する導線が細かく設けられている点が秀逸だと評価された。

モロゾフの営業本部 市場開発部 第2課 村岡扶美氏は、「オンラインショップは11年前に立ち上げた。お客さまと直接お話しできないオンラインショップにおいて、どれだけお客さまの求めていることを実現できるかを考え、昨年11月にECサイトをリニューアルした。一番力を入れているギフト機能を評価していただき光栄だ」と語った。


▲モロゾフ 営業本部 市場開発部 第2課 村岡扶美氏

村岡氏はサイトリニューアルを支援したフューチャーショップやエフカフェにも感謝の言葉を述べた。

「日本ネット経済新聞賞」に選ばれた「食の達人森源商店」を運営する森源商店は、大阪市中央卸売市場で海産物などの仲卸業を営む。カニなどの海産物やウナギなどの加工品、フルーツなどの生鮮品など質の高い食品を取り扱っている。

「楽天市場」を始めとした主要モールから専門モールまで20モールに出店しており、どこかに依存することなく、バランスよく各チャネルで売り上げを伸ばしている点が高評価を得た。

森源商店の水谷和弥取締役は、「私たちは動画やSNSも一切やっていない。自社サイトも全然売れていない。自分たち流にモールを複数展開する独自路線を進んでいる中で、このように評価していただきうれしく思う」とコメントした。


▲森源商店 水谷和弥取締役

「全国ネットショップグランプリ」では、ECサイトのアイデアのユニークさや目新しさ、一般の顧客ユーザー(利用者)への情報提供の適切さ、各デバイスでのデザイン性の高さ・操作性、動作確認などを評価し、受賞店舗を選出している。今回の第15回は、146店舗の応募の中からグランプリを始めとした5店舗を表彰した。








RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事