2023.04.12

BASE、後払い決済を提供 ログインから支払いまでワンストップは国内初

ネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」を提供するBASEは4月11日、自社開発したD2C向けの後払い決済「あと払い(Pay ID)」の提供を開始した。まずは「BASE」を利用するショップを対象に提供する。「BASE」のようなストアフロント型のECサービスにおいて、消費者が商品を購入する際にID決済ログインから支払いまでを自社サービス内でワンストップで提供する、国内で初めてのスキームを構築した。購入者の決済体験を向上することで、ショップ・購入者双方に対する購入機会の拡大を目指す。

BASEは、ショップオーナー向けのネットショップ作成サービス「BASE」と、購入者向けショッピングサービス「Pay ID(ペイ アイディー)」という、ショップと購入者の両サイドに向けたサービスを展開している。

このほど、BNPL事業に参入し、自社開発したD2C向けの後払い決済「あと払い(Pay ID)」の「BASE」での提供を開始した。これにより「BASE」を利用するショップは、購入者に対し、決済方法の1つとして「あと払い(Pay ID)」の提供が可能になった。


▲利用イメージ

「あと払い(Pay ID)」は、「Pay ID」にID登録している購入者が、当月の支払い金額を翌月にまとめて支払いできる後払い決済。「Pay ID」にID登録している購入者が「あと払い(Pay ID)」を利用して商品を注文すると、電話番号と、電話番号に届くSMSコードを入力するだけで、代金を支払う前に商品を注文することができる。

決済後は、「Pay IDアプリ」に表示される支払い画面(バーコード)をコンビニで提示して支払いができ、支払期限までの期間であれば、購入者の好きなタイミングで支払うことが可能だ。

「Pay IDアプリ」はこのほど、決済パートナーとしてGMOペイメントサービスと連携しており、GMOペイメントサービスが売買代金等の債権譲渡を受けて、請求書の発行と代金の回収を行う。

「あと払い(Pay ID)」は、「BASE」のようなストアフロント型のECサービスにおいて、ID決済ログインから支払いまでを自社サービス内でワンストップで提供する国内で初めてのスキームを構築している。


▲モール型とストアフロント型の違い

BASEは、ショップ側と購入者側の両サイドに向けてサービスを展開する同社が自社開発することで、D2Cのネットショップにおけるミニマムな画面遷移等を実現したとし、購入者の決済体験を向上することで、ショップにとっても、購入者にとっても購入機会の拡大を目指し提供に至ったとしている。




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