2023.04.13

イースト、仮想店舗で地域創生 顧客獲得やコスト削減に活用

仮想店舗の様子

商業運営のサポートなどを提供するイーストはこのほど、高知大丸で特産品を販売する店舗をメタバース空間にも出店した。仮想店舗では実店舗のスタッフによる接客を受けることができる。気に入った商品はECサイト上で購入できる。仮想店舗はイベントにも活用でき、運営コスト削減に役立つという。
 
高知の特産品を販売する店舗「the groceries shop Loka(ローカ、以下Loka)」を、ハコスコが提供するメタバース空間「メタストア」内に再現した。仮想店舗には、四季に合わせて高知の景色の画像を載せ、地域の魅力を発信している。仮想店舗はメタバースによる地域創生事業の第1弾として展開している。
 
イーストは地域創生のため、地域での雇用や、店舗運営の継続に注力している。県外イベントの際もディスプレーに仮想店舗を映し、商品情報や接客サービスを提供している。
 
仮想店舗を活用することで話題性を集めるだけではなく、イベントの設営コストを削減できるという。同社ではこの事業モデルを他の地方でも展開することを見据えている。
 
「仮想店舗の開業で『Loka』に対する問い合わせが増えている。ECサイト単体よりもコミュニケーションが取れるので、商品や地域に関する興味・関心が広がりやすい。これからも現地から魅力を伝えていきたい」(Loka店長 大久利正太氏)と語る。
 





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