2023.04.07

ZOZO、人事制度や手当をアップデート 新たな働き方「ZOZO WORKSTYLE」始動

ファッションEC「ZOZOTOWN」を運営するZOZOは4月3日、人事制度や手当、働き方をアップデートした「ZOZO WORKSTYLE」を始動した。社員1人ひとりがさらに可能性を発揮できる環境の整備を通じて「ZOZOらしさ」を進化させることにより、持続的な成長を目指す。

ファッションEC「ZOZOTOWN」を運営するZOZOはこのほど、「ZOZO WORKSTYLE」を始動し、キャリア選択の柔軟性を高めて社員の個性や能力を引き出す「ZOZO WORKSTYLE 1」。多様なライフスタイルを持つ社員1人ひとりをサポートする「ZOZO WORKSTYLE 2」。職種ごとにより成果の出やすい出社スタイルを導入する「ZOZO WORKSTYLE 3」の3つの目的のもと、人事制度や働き方をアップデートした。

キャリア選択の柔軟性を高めることで、社員の個性や能力を引き出し、活躍のフィールドをさらに拡大することを目指す「ZOZO WORKSTYLE 1」では、「ZOZOらしさ」を体現する人材の育成を目的に、人事制度(等級・報酬・評価)を全社的にアップデートした。管理職への昇格のみならず、特定分野におけるスペシャリストとしてのキャリアアップを可能とするなど、社員1人ひとりの多様で柔軟なキャリア形成の支援と成長機会の提供を目指す。

さらに社員の「日々進歩」を後押しする手当として、これまでビジネス部門の社員を対象に自己成長を目的に毎月支給されていた自学手当の支給範囲を全社員へ拡大。在籍期間が半年経過するごとに2500円ずつ、最大10万円まで増額する。

多様なライフスタイルを持つ社員1人ひとりの活躍をサポートする「ZOZO WORKSTYLE 2」では、これまで部門や居住地域などにより支給対象者や金額が異なっていた住宅手当を「住宅リモート手当」として全社員へ拡大。支給額を一律月額5万円支給へ変更した。

さらに通勤にかかる交通費の上限額を従来の5万円から月額15万円まで引き上げ。通勤手段として飛行機や新幹線、特急などの利用も可能とした。これまで1部部門で定められていたコアタイムも廃止し、フルフレックス制度の全社導入も実施した。

職種ごとに、より成果の出やすい出社スタイルを導入する「ZOZO WORKSTYLE 3」では、コロナ禍においてリモートでの業務環境に適応した一方、対面での偶発的なコミュニケーションから生まれる「ソウゾウ」のタネが新規ビジネスの創出や事業の推進には重要であると考え、ビジネス部門では週2日出社、週3日リモートのオンラインとオフラインの良さをかけ合わせたハイブリッド型の勤務スタイルをスタートした。

開発部門においては、2021年1月に導入した全国在宅勤務制度を継続。より柔軟性の高い働き方の導入などにより、エンジニアの採用競争力のさらなる向上を目指す。

ZOZOは、ネットで服は売れないと言われた時代から、「ZOZOTOWN」の年間購入者数が1100万人を超えた現在に至るまで、自社の持続的な成長を支えてきた要因に「ZOZOらしさ」を挙げた。この「ZOZOらしさ」を今後もさらに進化させていくために、社員1人ひとりが持つ多様なキャリア観やライフスタイルに合わせた柔軟なワークスタイルを実現できる環境整備が必要であるとの考えから、今回の人事制度・手当、働き方のアップデートに至ったとしている。




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