2023.03.31

「MakeShop」のショップ管理画面をリニューアル ロゴと名称表記も刷新

GMOインターネットグループのGMOメイクショップは3月30日、ECサイト構築SaaS「MakeShop byGMO」において、ショップ管理画面のリニューアルを実施し、新たなUI(User Interface)の管理画面の提供を開始した。さらに同日より、サービスロゴのデザインも一新、サービス名称も「MakeShop byGMO」から「makeshop byGMO」の表記に変更した。「次世代EC開発プロジェクト」を推進し、EC普及率100%を目指す。

GMOメイクショップは、市場環境の変化や多様化する顧客ニーズに柔軟かつスピーディーに対応するため、EC構築における黎明期から提供し続けてきた「MakeShop byGMO」のシステムをフルリニューアルする「次世代EC開発プロジェクト」を2020年に始動。2022年11月末には、インフラ基盤の移行完了により高稼働率・高可用性を実現した。

次の段階として3月30日に、UIをリニューアルした新たな管理画面をリリースした。これと同時に、サービスロゴのデザインもリニューアルし、サービス名称も「MakeShop byGMO」から「makeshop byGMO」の表記に変更した。イメージを刷新し、新たな「makeshop byGMO」として成長を目指す。



「次世代EC開発プロジェクト」は、「テセウスの船」を合言葉にフェーズを分けてリニューアルを進行しており、新管理画面リリース後も旧管理画面の提供を継続する。これにより「makeshop byGMO」のユーザーは、これまで通りのショップ運営を続けながら、少しずつ新たな環境に慣れることができる。

新管理画面は、UIデザインを強みとするベイジ社のサポ―トにより、利用ショップにインタビューを行いながら開発を進めてきた。今回のリリースでは、管理者・副管理者のログイン画面の統合、注文サマリーや売上ランキングなどの情報が一目でわかるダッシュボード、グローバルメニューを変更し、ショップ運営に欠かせない機能をメインメニューとしてまとめるなど、分かりやすく見やすいUIへとリニューアルした。



その他、商品検索結果で表示された一覧からの販売価格や在庫の編集、カテゴリの階層間移動、会員一覧画面の変更、「配送の設定」と「配送タイプの設定」画面の一部統合などを実行した。



ショップに利用してもらい、意見を反映しながら開発するアジャイル開発の手法を採用しているため、本リリース段階では開発中の機能もあるが、新管理画面内から旧管理画面を呼び出すことで問題なく利用することができる。



新管理画面の開発に携わったベイジ社は、「本プロジェクトでは、GMOメイクショップと共にユーザーリサーチを行いながらリニューアルの方針を決めていきました。特に検討を重ねたのはトップページの情報設計です。ユーザーが操作に迷わず効率的に業務を行えるように、ダッシュボードに表示する情報数をコントロールし、表示エリアを分けるなどの工夫を重ねました。リサーチで得られたショップ様の生の声をもとに、今後の『makeshop byGMO』の成長に向けたアイデアが多く生み出され、ショップデザインを簡単に作成できるノーコードツールの開発などに発展しました。今後もパートナーとして共に開発を進めてまいります」とコメントした。

同時にリニューアルしたサービスロゴは、頭文字の「M」をモチーフとしたシンボルを採用。波打つように3色のブルーを掛け合わせたシンボルは、GMOメイクショップと利用ショップ、パートナー企業が1つになり、ともに翼を広げて羽ばたく様子をイメージし、今後の成長を表現している。

「次世代EC開発プロジェクト」では、今回の管理画面リニューアルを皮切りにアプリケーション周りの刷新を順次進めていく。基本機能の改善や拡充を行うとともに、2023年8月をめどにアプリストアをリリースし、ショップが自ら必要な機能を選んでアプリを追加し、機能拡張できる環境を提供するとしている。

アプリの開発は、開発パートナーとして参画するサードパーティーと共に行うなど、プラットフォームのオープン化を推進し、外部の技術と融合することで、“誰もがECを利用できる環境=EC普及率100%”の実現に向け取り組んでいく考えを示した。




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