「The Third IZUMI」、加熱式たばこのシェア3割狙う 出水市の茶葉使用でノンニコチン

Future Technology（フューチャーテクノロジー）はノンニコチンスティック「The Third IZUMI（ザ・サード・イズミ）」をコンビニ、ドラッグストア、ECを主軸に展開している。たばこ葉を使用した加熱式たばこ用スティックの代替品として、価格や健康面の優位性をアピールしている。国内の加熱式たばこ用スティックの3割以上のシェア獲得を目標としている。

同品は鹿児島・出水（いずみ）市の茶葉を主原料に作られている。たばこ葉ではなく、茶葉を原料としているため、ニコチンを含まない。フレーバーはシーシャ感覚で楽しめる軽いものから、喫煙者が満足できる重いものまで幅広い。出水市の特産品としても普及させたい考えだ。

メインターゲットは禁煙したい喫煙者や、節約指向の加熱式たばこユーザーだ。「The Third IZUMI」は加熱式たばこのデバイスに対応している。最新のデバイスに対応したシリーズの月間売り上げは、旧型のデバイスに対応した商品シリーズと比べても10倍高い。加熱式たばこのユーザーが増えており、市場拡大に手応えを感じているという。気分転換で使用する非喫煙者の購入もあり、ファン層の拡大を見込んでいる。

開発から製造、販売まで社内で手掛けている。ユーザーの反応や市場のニーズを商品やサービスに反映するスピードの早さが強みだという。

ECサイトのユーザーのレビューが購入の後押しとなっていることもあり、自社ECサイトのデザインや商品の質には特にこだわっている。まだニコチンレス・ノンニコチンスティックの市場が成長過程の段階にあるからこそ、独占も狙えると意気込んんでいる。