文房具や事務用品の製造販売を行うリヒトラブは3月7日、直営のECサイト「LIHIT LAB.公式オンラインストア」をオープンした。商品の検索方法を工夫したことで、使いやすい売り場を作り、潜在的なユーザーの獲得を狙っている。
リヒトラブは、利便性を追求した商品を展開する文房具メーカー。パーソナルユースからビジネスまで幅広いシーンで使用できる商品を取り揃える。中でも、ペンケースや、とじ具が開くリングノートは、ロングセラー商品に育っており、長年のファンを獲得している。
直営ECサイトをオープンして、個人向け販路の拡大を図っていく。「ペーパーレス化などの流れを受け、オフィス向け事務用品の需要が縮小している。そこでパーソナルユースの商品展開に注力し、ファンづくりを進めてきた。ECでは新たに、潜在的なユーザーの獲得を狙っている」（営業本部マーケティンググループ・金親美波氏）と言う。
新規ユーザーを増やすため、発信する商品情報を分かりやすくしている。
ECサイトの売り場を、さまざまなアプローチで商品検索ができるように設計した。「使用方法から検索できるカテゴリーを加えている。ひと目では使用方法が分かりにくい商品にも、たどり着きやすいようにした」（同）とする。その他、色や予算から商品を探せるカテゴリーも用意し、目的に応じてショッピングができるようにしている。
▲LIHIT LAB.公式オンラインストアページSNSでの情報発信も、商品が分かりやすく伝わるように工夫を凝らした。「写真だけだと分かりにくいケースがある。テロップを効果的に使用して、情報や説明を充実させている。ホームページよりも分かりやすい情報の発信を心掛けている」（同）。
オープンから2週間足らずで、早くも長年のファンからの利用が進んでいる。新規ユーザーの利用拡大も促進していく。
今後も使いやすいECサイトづくりを推進する考え。「文房具を探すならリヒトラブと言われるような、見つけやすいサイト作りにこだわっていきたい。どういう言葉で訴求していくか、模索しながらサイトを充実させていく」（同）と意気込んでいる。
