2023.03.15

ACROVE、ECプラットフォームとLINEを活用したCRMサービスを正式リリース

ACROVEは3月14日、実績・データに基づいたECプラットフォームとLINEを活用した顧客関係管理サービスを正式リリースした。CRMソリューションの強化を図り、担当者不足を課題とするメーカー・ブランドに再現性の高いLTV施策の実施を支援する。

ACROVEは、EC売上向上を集客から物流・CSまでを一気通貫でするECサービス事業と、ECブランドのM&Aを通じてメーカー・ブランドの価値の最大化を目指すECロールアップ事業を展開するECプラットフォームカンパニー。

このほど、LINEとECプラットフォームを用いてCRMの強化を実施し、「CRMソリューション」を正式リリースした。LINE・ECプラットフォーム上で顧客関係構築を定量的かつ定性的に管理することにより、主なマーケ指標であるLTV(Life Time Value)を中心とした広告の最適化につなげることができる。



顧客関係管理を行うことで、際限なく顧客属性の情報を収集することができ、分析が可能となる。さらにLINE登録を顧客へ促すためのWeb・SNS施策や同梱物対応まで一貫した支援が可能だ。LINE・ECプラットフォーム上でユーザー体験の最適化を行い、ロイヤルカスタマーの増加を可能にするほか、ユーザー属性とユーザー行動のデータに基づき、ニーズに対して適したCRM施策を実施することができる。ユーザーニーズに合わせた商品設計や運用を行うことにより、売上とLTVの増加に直結するとし、CRMの初期構築から見直しなど、各フェーズのニーズに応える。

ACROVEのCRMソリューションにより質の高いユーザーコミュニケーションを行うことで、ユーザー体験を最適化し、売上・LTV増加につながる。

たとえば、独自BIツール「ACROVE FORCE」のデータとCRM機能によるユーザー属性・行動分析を行い、最適なコミュニケーションが可能なセグメント・ステップ配信の企画・設計、クリエイティブ作成などを実施。運用実績のデータを蓄積し、改善を継続的に行うことでロイヤルカスタマー化を促し、ユーザー獲得からCS機能まで一気通貫の支援を行うことができる



ACROVE FORCEのデータと継続的なCRM施策により蓄積されたデータをかけ合わせることで、新たな商品やニーズに応えたSKU設計、サービス開発も実現できる。

ACROVEの担当がデータを元に、企画設計、運用、分析、改善までを一気通貫でサービス提供するため、担当者不足に課題を抱えるメーカー・ブランドは、社内リソースを割かずにより再現性の高いLTV向上施策の実施が可能となる。

メーカー・販売店は、EC市場の成長に伴い販売チャネルの増大と競合参入が活発になったことから、ユーザーニーズに適切に応えることが求められている。データを最大限活用し、インタラクティブなユーザーコミュニケーションの実施が必要とされているものの、人手不足や煩雑なデータ管理によりリソースが不足し、機会損失につながっているケースが多くあるとし、独自BIツール「ACROVE FORCE」にあるデータと、ACROVEが保有する自社ブランドのCRMノウハウを活用することにより、実績・データに基づいたCRMサービスの実現に至ったとしている。


▲「anomaプロテイン」での実例

ユースケースとして、CRM導入前はモール中心の販売体制となっており、広告費を増加しなければ売上を大きく伸ばすことができない状態だった自社ブランドの施策を紹介しており、CRM導入後は、公式LINEアカウントに流入してきたユーザー属性と購入傾向の分析を行い、細かいセグメント配信やステップ配信を実装。ユーザーとのコミュニケーションを一定自動化することにより、少ない人数でもCRMを本格的に実施し、ロイヤルカスタマー数が増加、LTVが伸長しているという。

また、ユーザー分析を行うことで、SNSマーケティングの効率化や潜在的なロイヤルカスタマーに対して試飲会など接点を持つ機会を増やすことができ、ユーザー獲得へ繋げることができたとしている。ユーザーが求める情報を直接データとして管理できるため、商品開発・SKU企画に繋がっており、今後は自社ECサイトとLINEの連携を行うことで、さらなる広告効果の最適化とLTVの向上を見込んでいるとした。

ACROVEは、引き続きパートナーとして、1つでも多くの素晴らしいメーカー・ブランドを1人でも多くの人に届け、「ヒトとモノを繋ぐ架け橋となる」存在になれるよう努めていく考えを示した。




RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事