2023.01.22

【成長するペットEC市場 <フレッシュドッグフード編>】 「家族化」定着で売上倍増の企業も


topet】口腔ケアサプリが好調 フレッシュとの相性に手ごたえ


ペット用サプリのECを展開するtopet(トペット)は2022年12月1日、愛犬用の口腔ケアサプリをECで発売した。発売前の11月には、住宅街での移動販売を試験的に実施した。ペット用サプリを購入する顧客は、フードにもこだわる人が多い。そのため同社では、フレッシュドッグフードとの相性の良さを感じているようだ。

同社が販売している口腔ケアサプリは、使いやすさに特徴がある。錠剤のサプリを専用のミルで削って、直接フードにかけることができる。「個包装タイプはゴミが出る。大袋タイプだと粉末をこぼして汚れやすい。そういった悩みを解決できる設計にした」(高山裕紀社長)と話す。

フレッシュドッグフードは、「食いつきの良さ」「餌ではないご飯らしさ」が長所とされている。

一方で、ドライフードの購入者に比べて、口腔ケアを気にする飼い主が多いようだ。

「フレッシュドッグフードは、見た目が人間の食事に近い。そのため、歯磨きや口臭に、飼い主の意識が向かいやすいのではないか」(同)と言う。

「ペット用サプリを使用する飼い主には、ペットの健康を気にする人が多い。ドライのドッグフードではなく、プレミアムドッグフードや、フレッシュドッグフードを使っているケースが多い」(同)と話す。

ペットの食生活が変われば、それに伴い飼い主の悩みも変わる。同社では、自社で蓄積したデータを元に、今後も商品ラインアップの幅を広げていくとしている。

「ペット用サプリは、中国や台湾での需要も高い。現地の市場を分析し、事業を拡大させていきたい」(同)と話している。







RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事