2023.01.22

【成長するペットEC市場 <フレッシュドッグフード編>】 「家族化」定着で売上倍増の企業も


【Buddycare】年齢に合わせた栄養設計を 全国350の動物病院で紹介


Buddycare(バディケア)が販売するフレッシュドッグフード「BuddyFOOD(バディフード)」は、年齢ステージに合わせた栄養設計が行われている。現在販売している商品は、1歳以上を対象にしたもの。オールステージ対象の商品に比べ、過剰な栄養摂取になりにくいことが、他社製品との差別化につながっているようだ。

「犬の栄養基準は、1歳を境に変わってくる。1歳までの成長期に必要な栄養素が、1歳以降にとっては過剰摂取になってしまうといったこともある」(原田和寿CEO)と話す。「現在は1歳以上を対象とする商品のみだが、今後はより幅広い年齢層の犬に対応できるよう、商品ラインアップの拡充も考えている」(同)ともしている。

商品開発は、栄養学を専門とする獣医師の監修の下で行われたという。「監修の獣医師を含め、獣医師からの評判も良く、動物病院で薦めてもらえることが多い。初めは、一部の動物病院だけだったが、日々紹介してもらえる病院は増えている。現在では全国350の動物病院が紹介してくれている」(同)と話す。

動物病院で購入するのではなく、動物病院での紹介をきっかけに、自社ECサイトで商品を購入する顧客が多いのだという。

同商品の製造は、鹿児島県の食材を使用し、鹿児島県の工場で行っている。同社の本社も鹿児島県に置いている。「本社と工場が近いため、アクシデントにもすぐ対応ができる。製品開発もスムーズに行えている。一番重要な製造場所との連携を密にできていると思う。フレッシュドッグフード市場を盛り上げるとともに、鹿児島県の活性化にもつなげていきたい」(同)と話している。

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