小売店・ブランド向けB2Bマーケットプレイスを提供するhomulaは12月28日、ニッセイ・キャピタルをリード投資家に、HIRAC FUND、Globe Advisors Venturesを引受先とした第三者割当増資を実施した。これにより累計約3.2億円の資金を調達した。今回調達した資金は、さらなる顧客基盤の拡充とプロダクト改善、人材採用に活用する。
homulaの提供する「homula」は、小売バイヤーとファッション・ライフスタイルブランドを繋ぐB2Bマーケットプレイス。小売バイヤーは、様々なクオリティの高い製品を作るブランドの仕入れを後払いかつ在庫リスクなく行うことができる。一方ブランドは、手間と余計なコストをかけずに新規卸先の開拓ができ、展示会受注から在庫販売まで、資金回収の心配なく卸売業務をオールインワンで「homula」上で完結できるという特徴を備える。
BtoCの世界では、SNSやECの普及によりオンライン上で誰もがブランドの発見と購入、そしてブランドの立ち上げと販売が容易に可能になった。BtoB（卸売/仕入れ取引）の世界でもコロナ禍の影響により、BtoC-ECの市場成長率を超えるスピードでEC化が進んでいる一方で、伝統的な展示会や知人経由でしか仕入れ先/卸先の開拓ができないといった課題や、BtoB取引ならではの仕入れ費用のファイナンスや在庫リスク、与信の課題が存在することで、小売店/ブランド共に生産性が高くないのが現状だった。
▲国内外の大手企業が続々出展homulaは、こうした課題をテクノロジーとファイナンスの力で解消する革新的なBtoBマーケットプレイスとして「homula」の提供を開始。1年超で400ブランド・4000店舗超の小売店が参加し、流通取引総額（GMV）も前年同月期19倍（2022年9末時点）と、ナンバー1のB2Bマーケットプレイススタートアップとして急成長している。
このほど、ニッセイ・キャピタルをリード投資家に、HIRAC FUND、Globe Advisors Venturesを引受先とした第三者割当増資を実施した。
主にリアル店舗を持つ高感度なセレクトショップ・雑貨店バイヤーと、クオリティの高い製品を作るファッション・ライフスタイルブランドからの強い支持を受け急成長期に入ったことを背景に、さらなる顧客基盤の拡充とプロダクト改善、人材採用を目的とした資金調達に至ったとしており、調達した資金は累計3.2億円となった。
homulaは、今後も卓越した製品を作るブランドと高感度な小売店舗を繋ぎ、消費者がワクワクするリアル店舗での購買体験が日本中で続々と生まれるように努めていくとしている。
