2022.12.15

Repro、サイトスピード改善ツール「Repro Booster」提供 導入後のCVRは平均19%改善

カスタマーエンゲージメントプラットフォーム「Repro(リプロ)」を提供するReproは今年10月、サイトスピード改善ツール「Repro Booster(リプロブースター)」の提供をスタートした。タグを入れた当日からウェブサイト全体の表示速度を高速化できるという。導入後に、CVRが平均19%増に改善したという結果も得ている。
 
同社の平田祐介社長は、「『Repro Booster』導入によって、表示速度が平均1秒改善し、ウェブサイト全体のCVR(コンバージョンレート)が平均19%増加した」と話す。直帰率の減少や、1ユーザー当たりの訪問回数向上などについて、改善の効果が得られた実績もあるという。
 
「Akamai(アカマイ)による調査レポートによると、表示速度が1秒遅延した場合、CVRが20%悪化する。実際、同サービスの導入前後のデモ動画を見ていただくと驚かれることが多い。サイトが表示されるまで待っている『1秒』は、長く感じる」(同)と言う。

同サービスでは、同社の特許取得済みの独自技術によって、「ユーザーがクリックする可能性が高いリンク先」を予測・先読みするため、実際にクリックがあった際には、あらかじめ読み込んだ情報を瞬時に表示できるという。サイトごとの特性や施策に合わせて先読みする情報を柔軟に指定することも可能だ。



サイト回遊中に取得した情報もユーザーの端末に一時保存し、管理・活用してクリック後の高速表示を実現するそうだ。
 
「ウェブサイトの表示速度改善は、重要なマーケティング施策の一つだ。一方で、改善には莫大な費用を要するなど、着手が難しい分野でもあった」(同)と指摘する。
 
同サービスでは、高度なノウハウや時間、手間を要するHTML改修が不要だという。導入後は運用する手間も不要で、速度向上による各種指標への影響をすぐに確認可能だとしている。
 
「Repro Booster」の費用は、ミニマムコスト月額数十万円からだという。サイトの規模などに応じて変わるそうだ。




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