2022.12.15

ストリーム、第3四半期のEC売上は8.2%の213億円 ECモールの販促強化で増収

齊藤勝久社長

家電ECのストリームの2022年2‐10月期(第3四半期)におけるEC売上高は、前期比8.2%増の213億4800万円だった。円安や物価高騰により、消費者の購買行動が落ち着きつつある中、「楽天市場」「アマゾン」などのECモールにおける販促活動を強化し、増収につなげた。
 
「楽天市場」では以前から行っている施策「5と0が付く日は楽天カード利用でポイント5倍」に合わせ、独自のポイントアップ施策を展開し、購買促進に成功した。
 
「2022年は半導体不足が当社にも影響を及ぼした。例えば、一部メーカーの商品が入ってこないときは、販売機会の損失を防ぐべく、別メーカーの同じジャンルの商品を割引価格で提示して購入につなげた」(齊藤勝久社長)と説明する。
 
第3四半期における営業利益は、前年同期比0.7%減の5億6500万円だった。
 
「主に検索連動型などの広告宣伝費や外部サイトの売り上げ増加に伴う支払手数料の増加、他社との価格競争に伴う粗利益の低下により増収減益となった」(同)と説明する。
 
来期は家電レンタル「Rentoco(レントコ)」事業に注力する。人員やオペレーションシステムをさらに整備し、PRを本格化し、売り上げ拡大を目指す。

2023年1月期の連結売上高は前期比4.3%増の316億2900万円を計画。営業利益は同50.9%減の3億4100万円。経常利益は同53.4%減の3億1500万円、当期純利益は同61.8%減の1億9700万円を予想している。




RECOMMEND合わせて読みたい

RELATED関連する記事

RANKING人気記事