2021.12.03

【<特集>広がる「ヴィーガンEC」】食品だけじゃない?!「化粧品」「バッグ」も注目度アップ


◆グリーンカルチャー

植物肉を開発・製造・販売 プラントベース専門のECサイト展開


植物肉の研究開発を手掛けるグリーンカルチャーは2011年から、プラントベース専門の通販サイト「Green’s Vegetarian」の運営や飲食店への卸売りを行っている。

「健康と地球とずっと。」を理念に掲げている。サスティナブルな未来をつくることを目的に、植物肉の開発・製造・販売を行っている。ベジタリアンである創業者の金田郷史社長は、米国留学時に多様性に富んだ食環境に衝撃を受け、帰国後、日本でもプラントベース食品を身近にしたいと思い、通販専門店を設立した。当初は、ヴィーガンやベジタリアン向けの商材を仕入れて販売していた。

その後、自社開発ができるようになり、飲食店向けの食材の提供も始めて事業を拡大してきた。「植物肉としているのは、肉の代替品ではなく同じカテゴリーで選んでもらえるようにするため」(広報・宮澤亮氏)と話す。

ECサイト「Green′s Vegetarian」は、唐揚げやシューマイ、ギョーザ、春巻きなど植物肉を使った商品を計2000種類取りそろえている。「10年間の実績があり、ヴィーガンやベジタリアンのユーザーの認知率が高く、リピートも多い」(同)。自社製品の開発力と取扱商品の数豊富さが差別化につながっているという。


「Green′s Vegetarian」のトップページ

2021年4月には、外食事業者向けに「Green Meat」の販売を開始した。大豆たんぱくなどを原料とした動物性原料不使用の植物肉で、ミンチ状にしてあり、さまざまなレシピに使用できる。すでに、都内の有名ラーメン店「麺屋武蔵」や、「パレスホテル東京」、銀座・伊東屋が運営する「CAFE Stylo」などで採用されている。

2021年7月には、亀田製菓、オイシックス・ラ・大地ら計4社から総額2億5000万円を資金調達した。

11月11日にはオイシックス・ラ・大地のオリジナル原料で製品化した植物肉「グリーンミート」を発売。動物性のミンチ肉と同様に、さまざまなレシピを再現できる。100グラム当たりに14.4グラムのタンパク質を含んでいる。フードテクノロジーにより肉のおいしさを再現し、植物の持つヘルシーな栄養素を同時に取り入れることができる。


「Green′s Vegetarian」
https://greens-vegetarian.com/

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