2021.11.30

【データから分析!EC商戦】「アウトドアテント」売れ筋ベスト10を徹底比較!トップ3は写真点数70点以上

商品ページで使用している写真が70点を超える


「アウトドアテント」ブームが到来している。EC関連のデータ分析を手掛けるNintが提供する「Nint ECommerce」の売上推計データによると、楽天市場の「アウトドア」ジャンルの「テント」の市場規模は、コロナ前比で約30%増となった。Yahoo!ショッピングでは、同50%増となっている。1人でも手間なく組み立てられる「ワンタッチテント(ポップアップテント)」の商品点数が大幅に増加しており、競争の多い市場となっているようだ。本紙ではこのほど、楽天市場の「テント」ジャンルの売れ筋トップ10の商品のスペックや商品ページなどを徹底比較した。上位3商品は、商品ページで使用している写真が70点を超えるなど、細部まで細かく利用シーンをイメージさせるページ作りを行っている。


9品目が50点以上写真を使用


楽天市場の「テント」ジャンルの売れ筋トップ10のランキングは、「Nint ECommerce」の売上推計データをもとに集計した。2018年1月から2021年9月までの3年9カ月の間の、それぞれの商品の推計の合計売上高からランキング化した。



トップ10にランクインした商品のうち8商品が、販売するEC店舗が開発したプライベートブランド(PB)商品だった。トップ10のうち、9品目が1万円以下の商品だった。PB商品として開発・販売することで、顧客の声を取り入れた商品設計にしつつ、安い価格で提供できるようにしているようだ。

トップ10商品のうち9品目が、商品ページの写真を50点以上使用していることも分かった。各商品が、テントを使用する「シチュエーション」や、テントの「組み立て方」、テントのポケットや骨組みといった「ディティール」など、しつこいくらいに写真を掲載している。あるEC店舗によると、商品写真をたくさん用意できる点も、PB商品として展開するメリットの一つだという。

10品目中8品目が、組み立て方を動画にして商品ページで公開していた。

商品の撥水性や防水性、UVカットなどの機能性について、エビデンスデータをグラフなどを用いて説明している点も、ランクインした商品の多くに共通していた。

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