2021.06.07

【<インタビュー>SBペイメントサービス×ENECHANGE】電気・ガスの支払いを簡単にキャッシュレスへ 

SBPS 安松孝氏(左)、SBPS 中村元氏(中央)、ENECHANGE 有田一平代表取締役COO



その人に合った支払い方法を選べる

――消費者は、どうすればキャッシュレス決済を選択できるのか?

有田:「EMAP Payment」を導入企業のシステムと連携するため、消費者は、マイページからワンクリック/ワンタップで決済方法を選択できるようになる予定だ。具体的な切り替えの操作については、「EMAP Payment」を導入するエネルギー事業者のサイトデザインによるが、これまで感じていた電気・ガスの支払いの煩わしさが軽減されるのは間違いない。

最も大きなメリットは、決済の選択肢の幅が広がる点だ。ユーザーが自分に合った支払い方法を選択できるようになる。「現金払いは面倒だが、クレジット払いも嫌だ」「支払いは全て携帯の料金にまとめたい」といった、さまざま要望に応えられるようになった。

大規模な決済のトランザクションに対応できるという点も、SBPS社と連携した大きな理由の一つだ。当社の「EMAP」の導入企業である東京電力には、家庭向け250万人の利用者がいる。多くのお客さまが、キャッシュレス決済に切り替えても問題が発生しないよう、国内最大級のオンライン決済事業者であるSBPS社と連携するにいたった。

中村:「郵送で決済の手続きをするのはもう限界」と感じるユーザーも少なくない。顧客体験の改善は喫緊の課題だ。

今回提供するスマホ決済の「PayPay」と「LINEPay」は、2022年に統合される予定だ。「PayPay」のユーザーは、現在も増加し続けている。エネルギー事業者にとって、「EMAP Payment」を導入するメリットは大きい。

安松:エネチェンジ社が当社と連携してマルチ決済を提供することで、「払い込み伝票をなくす」ことにアプローチできるようになることの意味は大変大きい。SBPSとエネチェンジ社のどちらかだけでは、成しえなかったことだ。「EMAP Payment」では今後も、決済手段を拡充していく予定だ。後払い決済や請求書払いの仕組みも導入し、一般家庭だけでなく、法人顧客のオンライン決済にも対応できるようにする。



【SBペイメントサービスとは?】

SBペイメントサービスは、ソフトバンクのグループ企業の決済・金融事業を担う会社として、ECサイトや店舗向けに総合的な決済サービスを提供している。主要事業であるオンライン決済サービスにおいては、年間3兆円規模の決済処理実績を持つ国内最大級の決済代行事業者。Visa、Mastercard、UnionPay(銀聯)の国際的なクレジットカードブランドのライセンスを保有しており、決済代行に留まらず、アクワイアラの立場として加盟店審査や管理業務、決済サービスの提供までワンストップで行うことが可能。

https://www.sbpayment.jp/

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