2021.02.19

ギフティ、栄養管理アプリ運営のシルタスと資本業務提携 小売業・食品メーカーのマーケティングDXを促進

eギフトプラットフォーム事業を展開するギフティはこのほど、キャッシュレス決済連動型の栄養管理アプリ「SIRU+(シルタス)」を運営するシルタスと、2021年1月に資本業務提携契約を締結し、シルタスが実施した第三者割当増資を一部引き受けたと発表した。事業面における協業も強化し、食品メーカーや飲食・小売業のマーケティングDXの促進を支援するとともに、収益の多様化を図る。

ギフティは、「eギフトを軸として、人、企業、街の間に、さまざまな縁を育むサービスを提供する」というコーポレート・ビジョンのもと、eギフトの発行から流通までを一気通貫で提供するeギフトプラットフォーム事業を国内外で展開。主力サービスは、カジュアルギフトサービス「giftee」、eギフトやチケットを発行し販売する「eGift System」、eギフトを活用した法人向けソリューション「giftee for Business」、地域活性プラットフォーム「Welcome ! STAMP」の4サービスで、個人、法人、自治体を対象に広くeギフトサービスを提供している。

一方、シルタスは、2019年3月にキャッシュレス決済連動型の栄養管理アプリ「SIRU+」をリリース。「SIRU+」は、繰り返し利用することで、食の好みをアプリが機械学習し、個人の食生活に合わせて最適な買い物を提案。生活者は自身の栄養状態や生活スタイルに合わせて最適な食品を選ぶことができるという、日常生活の一部である買い物から健康的な食生活を目指す「頑張らないヘルスケアアプリ」だ。また、「SIRU+」で得たデータを活用することで、小売業は生活者の栄養状態を考慮した上で最適な食品を提案できる。2021年1月末時点で「SIRU+」には、6000人の生活者がユーザー登録しており、システムを連携するスーパー等の店舗は、大手小売・流通、ネットスーパー含め約100店舗。2021年末には、全国1000店舗での利用が可能となる予定としている。


栄養管理アプリ「SIRU+」

本資本業務提携は、ギフティが推進する成長戦略の一環であり、eギフトプラットフォームおよびeギフトの流通額を拡大し、プラットフォームの利用価値を高めるとともに、収益の多様化を図ることを目的としている。事業面における協業も強化し、ギフティが提供する各種デジタルソリューションとシルタスが展開するプロダクトを連携。ギフティが食品メーカーや飲食・小売業のセールスプロモーションの一環として提供する、eギフトを活用した店頭でのサンプリング等のデジタルソリューションにおいて「SIRU+」のプラットフォームを活用し、生活者の属性によりフィットしたサンプリング等のプロモーションを全国の小売・流通の店舗で広く実施する基盤を共に構築する。また、実施結果から得られたデータの分析をもとに、食品メーカーや飲食・小売業のさらなるマーケティングDX推進を支援するとしている。

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